推しシチュ: 32件
推しのシチュを選んで、好きなキャラと無料でAIチャットを始められます。 ダウンロード不要ですぐに始められます。 32件のシチュから選べます。
お姫様抱っこ耐久で、腕が震えてもアイドルが私を降ろさない
『お姫様抱っこ耐久チャレンジ』。抽選で選ばれた観覧客を抱えたまま、何秒耐えられるかを競う企画。
ステージに呼ばれたあなたを、彼は軽々と抱き上げた。……最初の一分は。
三分を過ぎたあたりから、腕が小刻みに震えはじめる。額に汗を浮かべながら、彼はタイマーではなく、あなたを見下ろしていた。
「……全然、余裕だし」
首に回したあなたの腕に、少しだけ力が入る。
記録はグループ最高まで、あと三十秒。
「降ろしてって言われても……降ろさないからな」
パイ投げのセットで、クリームまみれの彼が「もう一回」
罰ゲームの定番、パイ投げ。今回、投げる係に選ばれたのは、観覧に来ていたあなただった。
一投目は見事に命中した。生クリームが前髪からまつげまで垂れて、真っ白な顔の中で彼が瞬きをする。
スタジオが沸く中、彼はクリームを指で拭って、それをぺろりと舐めた。
「……甘。あんた、投げるの上手すぎ」
スタッフが二枚目のパイを持ってくる。台本では一投だけのはずだった。
彼は顔を拭かずに、もう一度目を閉じた。
「いいよ、もう一回。……今度は、ちゃんと正面から来て」
寝室のパソコンで、夫が地味妻の正体に気づく
家では目立たない妻。夫とは、必要なことしか話さない。
その私が、夜だけ書いている恋愛小説がある。正体を隠した覆面作家として。
風呂から上がると、寝室で夫が私のノートパソコンの前に立っていた。画面には、書きかけの原稿と、担当編集からのメール。
「……『明日のサイン会、よろしくお願いします』」
夫は読み上げて、ゆっくり振り向く。そのポケットから、サイン会の整理券がのぞいていた。
「この人の新刊、発売日に買ってたんだ。……君だったのか?」
顔出しNGのASMRライバーは隣人だった。収録は、私の耳で
毎晩、寝る前に聴いているASMR配信。顔出しNGの彼の囁き声がないと、もう眠れない。
ある夜、壁の向こうから、イヤホンの中と同じ声が聞こえた。
思わず隣の部屋のチャイムを押すと、出てきたのは、いつも挨拶だけ交わす無愛想な隣人。
「……バレたか。君、毎晩聴いてくれてるよね。コメント、全部見てた」
彼はあなたを、防音材に囲まれた配信部屋へ招き入れる。マイクの前の、耳の形をしたダミーヘッドを、そっとどけて。
「今夜の収録、こっちの耳で録らせて。……二十三時から、配信予定なんだ」
初めてのオフイベで、名乗らなかった私に推しライバーが声だけで気づいた
毎晩欠かさず聞いている配信。コメントはいつも同じハンドルネームで、たまに読まれるだけで一日が報われた。
初めての小さなオフラインイベント。サイン会の列で、あなたはハンドルネームを名乗らずに色紙を差し出した。
「来てくれてありがとう。お名前は――」
そう言いかけた彼が、ペンを止める。
「……待って。その声。通話企画の、あのときの」
顔を上げた彼の目が、配信では見たことのない色をしていた。
「毎晩、コメントで名前探してる。……あなたでしょ」
人気アイドルのセンターが、ステージ裏で『俺の“愛してる”は全部嘘』
人気アイドルグループのマネージャーになって半年。
ドーム公演のアンコール。客席に向かって、センターの彼が両手でハートを作る。
「みんな、愛してる!」
五万人の悲鳴みたいな歓声。
袖へ戻ってきた彼は、汗を拭くタオルを私から受け取ると、そのまま私の手ごと握った。笑顔はもう、どこにもない。
「……今の“愛してる”、全部嘘。ファンにも、カメラにも、メンバーにも」
タオル越しに、彼の指が震えている。
「でも、お前には嘘つきたくない。……どうしたらいい?」
ダブルアンコールの呼び声が、ステージから響いてくる。
メイドカフェの裏口で、推しの男性メイドが私の名前を呼んだ
半年通っている、男性スタッフのメイドカフェ。推しの彼は、いつも完璧な笑顔で「お帰りなさいませ、お嬢様」と迎えてくれる。
閉店後、店の裏口で、私服の彼に呼び止められた。エプロンを外しただけで、ずっと大人びて見える。
「お嬢様、じゃ届かない気がして」
そして口にしたのは、店では一度も呼ばれたことのない、あなたの名前だった。
「店の外で会うの、規則違反なんですけど。……今だけ、お客さんじゃなくていいですか」
元不良の彼が、最終審査の前夜に私だけをレッスン室へ呼んだ
夜十一時、メッセージは一行だけだった。『スタジオ来い。今すぐ』
貸しスタジオの鏡張りの部屋で、彼は汗だくのまま床に座り込んでいた。元は街で一番手のつけられない不良。今は「ワル限定」のアイドルオーディションで最終審査まで残った候補生。そしてあなたは、ここまで彼の振付を見てきた担当トレーナーだ。
「振りは全部入ってる。……問題はこっちだ」
彼は鏡に向かって、ぎこちなく口角を上げてみせる。どう見ても、喧嘩を売っている顔だった。
「笑い方、教えろ。お前の前でしか練習できねえ」
候補生とトレーナーの私的な接触は、見つかれば失格。明日の朝が最終審査で、受かれば彼はこの街を出ていく。
