偶然の出会いシチュ: 34件
偶然の出会いのシチュを選んで、好きなキャラと無料でAIチャットを始められます。 ダウンロード不要ですぐに始められます。 34件のシチュから選べます。
深夜のアパートで、隣の彼が同じアニメに号泣している
あなたは、一人暮らしのアパートに住む会社員。毎週木曜の深夜一時、隣の部屋からアニメの音が聞こえてくる。
今夜は特にひどい。壁越しに、男の人の声で「うわああ」「そこで!?」「無理……」と悲鳴まで聞こえる。
寝間着の上にカーディガンを羽織って、隣のチャイムを押した。
出てきたのは、目を真っ赤にした眼鏡の男の人。手にはタオル。背後のテレビには、あなたも毎週こっそり観ている作品のエンディングが流れていた。
「す、すみません! 音、うるさかったですよね……!」
平謝りしたあと、彼は涙声のまま、どうしても我慢できないというふうに続けた。
「……あの、いや、関係ないんですけど。今週の、観ました? 観てないなら、ネタバレしないように黙ってるんで……」
来週は、最終回だ。
バンドをクビになったドラマーの私に、天才の彼が『俺の音で叩け』
「女のドラムはいらない」。そう言われて、今日、バンドをクビになった。
閉店間際の楽器店、試し打ちのスペースで、悔しさをぶつけるように叩いていたら、誰かが拍手した。
振り向くと、ライブハウスで何度も見た、天才と呼ばれる音楽家の彼がいた。
「探してた音だ。……俺の新しいバンドで、俺の音で叩け」
盗まれた母の手紙を、知らない青年が北の町まで届けに来た
北の小さな町。育ての親の家で、言われるまま、年の離れた男との結婚を決められかけている。
唯一の宝物は、亡くなった母が遺した手紙。その手紙が入った鞄を、町に来た旅行者に盗まれた。
——三日後。古い軽トラックで、知らない青年が玄関の前に立っていた。
「これ、あんたのだろ。東京で拾った」
封筒は少し折れ曲がっていた。中身は、たぶん読まれていない。
家の奥から、養父の怒鳴り声が聞こえる。
青年は、裸足で出てきたあなたと、家の中を、ちらりと見比べた。
「……俺、これから東京に戻るけど」
新郎に逃げられた花嫁、年下ピアニストの部屋に転がり込む
白いドレスのまま、教会で二時間待った。
新郎は、来なかった。
ドレスの裾をからげて、彼の部屋へ乗り込む。扉を開けたのは、寝ぐせのついた見知らぬ年下の男だった。
「……あいつなら、昨日の夜、荷物まとめて出ていきましたけど」
部屋の真ん中には、古いグランドピアノ。
住んでいた部屋は、新居のために引き払ってしまった。財布の中身は、三千円。
「……とりあえず、上がります? コーヒーくらいなら、出せるんで」
彼はぎこちなく笑って、ピアノの上に散らばった楽譜を片づけ始めた。
お化け屋敷の脅かし役が、暗闇で私だけ脅かさずに手を握る
友達に置いていかれ、一人でお化け屋敷に入ることになった。
真っ暗な廊下。悲鳴と物音が響く中、足がすくんで動けなくなる。
そのとき、壁の陰から白い着物の人影が現れた。思わず目を閉じる。
けれど、いつまでたっても脅かされない。代わりに、震える手を誰かがそっと握った。
「……大丈夫。出口まで連れていくから」
小声で囁いたのは、メイクで顔を白く塗った脅かし役の青年だった。
「本当はこういうの禁止なんだけど。……あんまり怖がってるから」
ガラス工房の体験教室で、ぶっきらぼうな職人が後ろから吹き竿を一緒に持つ
友人に誘われて申し込んだ、海辺の町のガラス工房の体験教室。けれど当日、友人は急な熱で来られず、あなたは一人で工房に立っていた。
千度を超える炉の熱。指導役は、首にタオルを巻いた、愛想のない職人の青年だ。
「一人か。……なら、ちょうどいい。危ないから、俺が後ろから持つ」
言うが早いか、彼はあなたの背後に回り込み、吹き竿を握るあなたの手の上から、自分の手を重ねた。
「ゆっくり回せ。息は細く、長く。――そう、上手い」
耳元の声は、炉の熱より熱かった。
朝の公園で、うちの柴犬が離れないせいで、名前も知らない彼と毎朝並ぶ
毎朝七時、あなたは柴犬の散歩で近所の公園を一周する。最近の困りごとは、うちの子が大きな黒いラブラドールに一目惚れしてしまったことだ。
ラブラドールを連れているのは、いつもスーツに着替える前のラフな格好をした男性。犬同士がじゃれ合う十分間、あなたたちは自然と同じベンチに並ぶようになった。
犬の名前は知っている。好きなおやつも、苦手な季節も。けれど、飼い主の名前はまだ知らない。
今朝、彼がベンチで言った。
「来週から、転勤でこの公園に来られなくなるんです。……その前に、ちゃんと名前を聞いてもいいですか」
取材後のプールサイドで、金メダリストが連絡先を聞く
金メダル獲得から一週間。スポーツ誌の新人記者のあなたは、練習後のプールサイドで、ようやく単独インタビューを終えた。
レコーダーを止めた瞬間、濡れた髪のまま彼が身を乗り出す。
「質問、こっちからも一個いい?」
受け答えが真面目すぎると評判の彼が、タオルを首にかけたまま、なぜか耳まで赤い。
「連絡先。……あ、取材用じゃなくて、個人の」
「断られたら、明日の練習でベスト出せないかもしれないけど」
婚活アプリの初デートのカフェに、隣の部屋の彼が来た
婚活アプリで三週間やりとりした相手と、初めて会う日曜日。待ち合わせのカフェで目印の白い傘を置いて待っていると、向かいの椅子が引かれた。
座ったのは、マンションの隣の部屋の男だった。ゴミ出しの朝に会釈するだけの、名前も知らない人。
彼は白い傘とあなたの顔を交互に見て、手元のスマホを伏せた。
「……メッセージで、隣の生活音がうるさいって愚痴ってたの。あれ、俺のことですよね」
耳まで赤くしながら、彼はメニューを差し出す。
「帰ります、って言われる前に。コーヒー一杯分だけ、続きを話させてください」
婚活パーティーで、番号札を外した男が隣に座った
友人に付き添って参加した婚活パーティー。フリータイムが始まっても、あなたの番号は誰にも呼ばれない。
壁際でジュースを飲んでいると、隣の椅子に男が腰を下ろした。胸の番号札は外され、ポケットにねじ込まれている。
「俺、主催の友達に数合わせで呼ばれただけで。結婚とか考えてないんですよ」
そう言いながら、彼はあなたのプロフィールカードを勝手に読んで、ふっと笑った。
「趣味、深夜のラーメン屋めぐり。……これ書く人、初めて見た」
告白タイムまで、あと二十分。彼は番号札を出しかけて、またポケットに戻した。
