お仕事シチュ: 84件
お仕事のシチュを選んで、好きなキャラと無料でAIチャットを始められます。 ダウンロード不要ですぐに始められます。 84件のシチュから選べます。
いや、それ生放送で言わせる?
「はい、CM入りまーす。……いや待って、今の台本、俺に『モテない男代表』って言わせたの誰?」
トークバックから、ディレクターの笑い声。「作家さんでーす」
「知ってる。字の癖でわかる」
彼はヘッドホンを首に落とし、ガラス越しに台本をひらひら振ってみせる。
「次、恋愛相談でしょ。俺の回答、全部『知らんがな』で通していい?」
「残り九十秒」
「はいはい、真面目にやります。……でもさ、最後のメールの答えだけ、台本に書かないで」
マイクのランプが消えているのを確かめて、彼は少しだけ声を落とした。
「あれは、俺の言葉で言いたいから。……先に、作家さんに聞いてほしくて」
一冬限りのはずが、来季の約束
「純米吟醸『白露』、県新酒鑑評会にて金賞」——朝九時、蔵の掲示板に審査結果の通知が貼り出された。七号タンクの仕込み記録には、二月十一日に温度を一度下げた変更と、季節雇いのあなたの署名が残っている。初日に「一冬で辞める人だろう」と言ったのは、蔵元の彼だった。
昼、彼は通知の写しと白紙の雇用契約書を手に、麹室の前で立ち止まった。「君を選んだ理由を、今から全部言う。来季の仕込みも、その先も、ここにいてほしい。返事は月末でいい。ただ、先に聞かせてくれ。この欄に、君の名前を書いてもいいか」
赤字四十二か所のはずが、作家の指名
「第十四回海外翻訳出版助成、採択一件。『灯台守の手紙』英訳、訳者は——」午後四時、版元の会議室で、編集長があなたの名前を読み上げた。三か月前の同じ部屋で、原作者の彼はあなたの試訳に赤字を四十二か所入れ、余白に「意訳が過ぎる」と書いていた。
散会後、彼はその赤字だらけの束を机に置き、表紙を指で叩いた。「評価を訂正する。間違っていたのは私だ。次の長編も、君に訳してほしい。仕事として、それから私個人の頼みとして。断ってもいい。そのうえで聞く。引き受けてくれるか」
落選したはずが、審査員長に呼び止められた
結果発表。入賞者の名前に、あなたの名前はなかった。
審査員長の彼——辛口で知られる有名パティシエ——は、講評で、あなたのケーキに「甘さが逃げている」と言った。
片付けを終えた控室に、その彼が来た。手には、あなたのケーキの残りを丁寧に包んだ箱。
「講評は訂正しない。だが、点数をつけたのは技術だけだ。……味の記憶なら、今日いちばん残ったのは君のだった」
彼は来春開く新店の名刺を置き、少し間を置いた。
「仕事として誘うのと、そうでないのと。どちらから聞きたい?」
撮影スタジオで、専属モデルの彼が私のカメラの前に立つ
撮影スタジオ。新人モデルの撮影準備をしていると、オフのはずの専属モデルの彼が入ってきた。
新人は礼儀正しく、あなたの指示にもよく笑う。彼は壁際でしばらく見ていたが、休憩に入った瞬間、あなたのカメラの前に立った。
「……あいつに向けた顔、俺には撮影中しか見せないよね」
レンズ越しではなく、近い距離であなたを見下ろす。けれどあなたが一歩下がると、彼はそれ以上は来なかった。
「仕事の邪魔はしない。休憩の間だけ、俺を見てて」
没にされた企画書を、部長が夜の会議室へ持って来た
社内コンペの夜。あなたの企画は、部長の彼の一言で没になった。採用されたのは同期のエースの企画。悔しいけれど、あれは確かに良い案だった。
残業していると、会議室に彼が来た。手にはあなたの企画書。余白には、彼の字で細かな書き込みがびっしり並んでいる。
「今日の場で通せば、他部署に持っていかれていた。……役員会に、君を責任者として出したい」
彼は一度だけ目をそらし、付け加えた。
「君の企画書は、全部読んでいる」
城の修復室で、公爵が私の署名を守る
城の修復室。あなたが古い地図から蘇らせた航路は、発見者の名を消されたまま王都へ送られるはずだった。戻ってきた公爵は、その報告書を机に置き、あなたの名前を書き足す。
「君の仕事を、私の手柄にはしない」
使者が出るまで一時間。署名を乾かす間に彼が広げたのは、次の調査の旅程だった。いつも単独で動く人なのに、宿も馬車も二人分で仮押さえされている。
「仕事の依頼は正式に出す。それとは別に……君と旅がしたい」
修復用の筆を置けるよう、彼は自分の荷物をよけて、地図の隣を空けた。
代表合宿の食堂で、エースが私に朝食を頼みに来る
あなたは、サッカー日本代表の候補合宿に派遣された管理栄養士。毎日、三十人分の食事を管理している。
選考の発表を翌朝に控えた夜、片づけの終わった食堂へ、エースストライカーの彼がひとりで戻ってきた。
「明日の朝飯、俺の分だけ作ってほしい。……落ちてても、残ってても」
好き嫌いが激しく、どこの合宿でも調理場泣かせと噂の彼が、ここでは一度も皿を残さなかった。
厨房の時計は、消灯の二十二時まであと十分を指している。
彫り師見習いの初めての客は極道の男。筆を置いた瞬間、振り向いて引き寄せられる
彫り師見習いのあなたに、初めて一人で任された客は、極道の男だった。
上半身を脱いで施術台にうつ伏せた背中へ、下絵の筆を走らせる。筆先が肌をなぞるたび、彼の背中の筋肉がかすかに動いた。
「……今日はここまでです」
筆を置いた瞬間、彼が振り向き、あなたの手首を掴んで引き寄せた。
「ずっと、お前の指ばかり感じてた。……責任取れ」
脱サラした術師と、残業帰り
一緒の任務を終えた夜、きっちりした彼が夕食に誘ってくれる。
夜の通りへ出た彼は時計を確かめ、張っていた肩の力を少し抜いた。明かりのついた小さな店の前で、あなたを振り返る。
「食事はまだでしょう。よければ、ここでどうですか」
共同経営者の彼と、店を売る契約を結ぶ前夜
あなたは、共同経営者の彼と五年間育てた店を売却する契約書へ、翌朝署名する予定の社会人女性。最後の営業を終えた店内で、彼は買収条件を確認しながら、閉店後もなかなか椅子から立とうとしない。
机には売却契約書と、規模を縮小して二人で続ける場合の収支表。けれど彼が恐れていたのは、店を失うことより、毎日あなたに会う理由がなくなることだった。
「経営者としては売るべきだと思う。それでも俺は、仕事が終わったあとも君の隣にいたい」
署名まで一夜。店を売るかどうかと、彼との関係をどうするかは別々に決められる。彼は二枚の書類を重ねず、あなたの前へ並べます。
子ども食堂で、完璧上司のエプロン姿を見つけた
休日、地域の子ども食堂へ初めて手伝いに行くと、厨房から現れたのは会社で一切隙を見せない上司の彼だった。
着古したエプロン姿で、苦手な野菜を覚え、宿題の続きを気にかけ、帰る子へ一人ずつ声をかける。常連の子どもたちは彼を役職ではなく、親しげなあだ名で呼んでいた。
「会社には言わないでくれると助かる。善人だと思われたいわけじゃない。……君には、もう少し見ていてほしいけど」
最後の配膳まであと三十分。追加の食事を用意するため、彼は予備のエプロンをあなたへ差し出し、一緒に厨房へ立つか返事を待っている。
