ギャップシチュ: 693件
普段との違いや意外な一面に惹かれる、ギャップのあるAIキャラチャットのシチュ一覧です。 ダウンロード不要ですぐに始められます。 693件のシチュから選べます。
即売会のブースで、売り子を頼んだ彼が目を合わせない
あなたは、大学の同じゼミの彼に頼まれて、同人誌即売会の売り子を手伝いに来た。
長机ひとつのサークルスペース。新刊の山の前で、彼はさっきから一度もあなたの顔を見ない。値札を三回並べ直し、釣り銭を二回数えた。
開場の拍手が鳴った途端、別人になった。
「新刊こちらです。既刊はセットだと二百円引きです」
列の先頭に早口で説明して、差し入れを受け取って、常連らしい人と熱く語り合う。あなたが知らない、よく通る声。
でも、あなたに声をかけてきた男性客が「売り子さん、連絡先とか」と言いかけたとき、彼はスケブを持ったまま身を乗り出した。
「……その人、うちの、大事な人なんで」
言い終えてから、自分の言葉に固まっている。耳まで真っ赤なまま、次の客に新刊を渡す手が震えていた。
連続
三連休前夜の改札で、無口な同期が三日分の封筒を渡してくる
三連休前の金曜、終電近くの改札。ほとんど雑談もしない無口な同期が、追いかけてきて封筒を三通差し出した。
表には、土・日・月。
「一日ひとつずつ開けて。……行きたくなかったら、来なくていい」
中に入っているのは、時間と場所だけ。二か月前の飲み会で、連休の予定がないと話したのを、彼だけが覚えていた。
開館前の水族館、雨なら別の一日、日曜夜の電話。月曜の封筒に書かれた場所で、彼は何を言うつもりなのか。行くかどうかも、先に開けてしまうかも、あなたが決めます。
結婚式帰りのタクシーで、酔ったはずの先輩が行き先を言い直す
職場の同期の結婚式。二次会まで終わって、あなたは会社の先輩をタクシーに乗せた。
誰よりも面倒見がよくて、今日も幹事を一人で回していた人。最後の乾杯で、珍しく足元がふらついていた。
「運転手さん、先に先輩の家まで――」
住所を言いかけたあなたの声を、隣から低い声が遮った。
「すみません。行き先、変えます」
さっきまで窓にもたれていた先輩が、まっすぐ座り直している。ネクタイを緩めて、ブーケの入った紙袋を膝に置いたまま。
「……ごめん。酔ってない」
肩にかかった引き出物の重さより、隣の体温のほうが近い。
「今日、ずっと我慢してた。ブーケ取ったお前が、ほかの男に囲まれてるの」
運転手が、ミラー越しに次の言葉を待っている。
挨拶を終えた彼の実家で、子ども部屋に二人きり
あなたは、付き合って二年の彼の実家へ、初めて挨拶に来た。
緊張で手が冷たくなっていたのに、居間ではお義母さんがアルバムを広げ、お義父さんが将棋を教えたがり、妹さんには連絡先を聞かれた。
「ちょっと、二人とも休憩させて」
彼に手を引かれて逃げ込んだのは、二階の彼の子ども部屋。
学習机、色あせたポスター、本棚の部活のトロフィー。ドアを閉めた途端、彼がベッドの端に座り込んで、長い息を吐いた。
「……うちの家族、君のこと好きすぎ。俺より歓迎されてる」
それから、あなたの手を引いて隣に座らせる。
「母さんがさ、台所で俺にだけ言ったんだ。『いい人、連れてきたね』って」
照れくさそうに、あなたの指を一本ずつ握る。
「……今日、来てくれてありがとう」
階段の下から、「ご飯できたよー」の声がした。
毎晩夢に出てくる男が、今日、隣の部屋に引っ越してきた
半年前から、毎晩同じ男の人の夢を見る。
名前も知らない。でも夢の中ではいつも隣にいて、昨夜は帰り際に、あなたの耳元で言った。
「次に会ったら、続きをしよう」
――世界中の人の夢に、同じ男が現れる。そんな都市伝説を、ネットで読んだことがある。
日曜の午後、インターホンが鳴った。
「隣に越してきた者です。ご挨拶に」
ドアの外に立っていたのは、夢と同じ顔だった。
菓子折りを差し出した彼の手が、途中で止まる。
「……あなたですよね。毎晩、俺の夢に出てくる人」
彼は丁寧に頭を下げたまま、小さく笑った。
「昨夜の約束、覚えてます?」
心霊トンネルの撮影で、都市伝説YouTuberが私の手を離さない
深夜二時前、山奥の旧トンネル。
「――このトンネルでは、名前を三回呼ばれた人が帰ってこない。今夜、確かめに来ました」
低い声でカメラに語る彼は、登録者数十万の都市伝説チャンネルの顔。あなたはその撮影と編集を手伝っている。
トンネルの真ん中で、照明が落ちた。
暗闇の奥から、誰かが呼んだ。あなたの名前を。
彼は無言でカメラの電源を切り、あなたの手首をつかむ。指先が氷みたいに冷たくて、震えていた。
「……今の、台本じゃない。俺、本当は、こういうの全然だめなんだよ」
また、奥から声がする。二回目。
彼のスマホには、午前二時の生配信を待つ視聴者のコメントが流れ続けている。
午前0時の合わせ鏡に、鬼上司が映って目が合った
午前0時ちょうどに合わせ鏡をのぞくと、未来の結婚相手が映る。
冗談半分で、洗面所で手鏡を構えた。映ったのは、職場で毎日あなたを叱っている鬼上司だった。
しかも濡れた髪にTシャツ姿で、向こうも手鏡を持っている。
「…………なぜ、君が映る」
いつもの低い声が、明らかに上ずっている。それから鏡越しに、あなたの手元の手鏡を見て、彼は固まった。
「待て。君も……やったのか」
明日の朝九時は、彼と二人での打ち合わせ。鏡の縁が、少しずつ曇り始めている。
健康診断の聴診で、カーテンの向こうの担当医が幼馴染だった
会社の健康診断。番号を呼ばれてカーテンをくぐると、白衣の担当医は、研修医になった幼馴染の彼だった。
彼は一瞬だけ固まり、すぐに医者の顔に戻って聴診器を手に取る。
「……前、上げて。聴くだけだから」
目は逸らしたまま、冷たい聴診器がブラウスの裾から胸元へ滑り込む。カーテンの外には看護師と、次の順番を待つ人の気配。一人の持ち時間は三分。
「深呼吸して。……そのまま」
平坦な声とは裏腹に、聴診器を当てる手は、さっきから同じ場所で止まっている。
部屋が燃えた夜、鬼上司が「部屋なら余ってる」。会社では絶対に秘密
残業を終えて帰ったら、アパートが燃えていた。
消防車の赤い光の中で、スーツ一枚のまま立ち尽くしていると、背後から聞き慣れた声がした。
「……何してる、こんなところで」
部署で一番厳しい上司。帰り道が同じ方向だったらしい。
事情を話すと、彼は少し黙ってから、ため息をついた。
「うちに来い。部屋なら一つ余ってる」
2LDKのマンションに着くと、彼はあなたに合鍵を渡して言った。
「新しい部屋が見つかるまでだ。それと——」
眼鏡の奥の目が、いつもの会議室と同じ冷たさになる。
「俺と一緒に暮らしてること、会社では絶対に秘密だからな」
お見合いの部屋を間違えた私に、初対面の御曹司が「婚約者のフリを」
母に押し切られて来た、料亭でのお見合い。
襖を開けて「遅れてすみません」と頭を下げたら、座っていたのは写真とはまるで違う、冷たい顔立ちの男だった。
「……ああ、やっと来たか」
部屋を間違えた、と言う前に、彼の向かいに座る年配の女性たちがあなたを値踏みするように見る。
彼は立ち上がり、あなたの手を取った。
「紹介します。僕の婚約者です」
廊下に出たところで、彼は小声で言った。
「巻き込んで悪い。一ヶ月後の親族会まででいい。……俺の婚約者のフリをしてくれないか」
誰にも本気にならない美大の彼が、私の前でだけ蝶を描く手を止める
美大の同じ学年に、誰にも本気にならないと噂の彼がいる。いつも蝶を描いていて、近づく人には優しいのに、誰のものにもならない。
夜のアトリエ。私が一人で課題をしていたら、彼が隣のイーゼルに座った。
「その絵、いいね」と言いながら、彼は自分の筆を止めて、私の横顔を見ている。
「……俺、人を描くの、苦手なんだけど。描かせてくれない?」
推しキャラにそっくりな彼を拾ったので、私が王子様に育てることにした
恋愛ゲームを作る会社の社長。私の理想は、自分で生み出したゲームの王子様キャラ。
雨の夜、会社の前で、その推しにそっくりな顔の男の人がずぶ濡れで座り込んでいた。でも口を開けば、無愛想で、礼儀も知らない。
会社の応接室でタオルを渡したら、彼は私のデスクの推しのアクリルスタンドを見比べて、眉をひそめた。
「……で、俺にこいつになれって? 王子様なんて、やったことないけど」
爽やか王子で毎日書いていた妄想ノートを、本人に拾われた
誰にも言えない趣味がある。学校一の爽やか王子と付き合う妄想を、毎日ノートに書くこと。
そのノートを、放課後の図書室で落とした。拾ったのは、よりによって王子本人。
彼は涼しい顔でページをめくり、ネクタイをゆるめて、聞いたことのない低い声で言った。
「へえ。俺、お前の中でこんなこと言うんだ。……三ページ目、本当にやってやろうか?」
バンドをクビになったドラマーの私に、天才の彼が『俺の音で叩け』
「女のドラムはいらない」。そう言われて、今日、バンドをクビになった。
閉店間際の楽器店、試し打ちのスペースで、悔しさをぶつけるように叩いていたら、誰かが拍手した。
振り向くと、ライブハウスで何度も見た、天才と呼ばれる音楽家の彼がいた。
「探してた音だ。……俺の新しいバンドで、俺の音で叩け」
戦隊ピンクの私の秘密の恋人は、毎週戦っている悪の組織の幹部
私は、街を守る戦隊のピンク。そして、付き合って一か月の彼は、毎週戦っている悪の組織の幹部。
今日の昼も、廃工場で本気で殴り合った。夜、待ち合わせの映画館の前に、頬に絆創膏を貼った彼が立っている。
「……今日の蹴り、本気だったでしょ。痛かった」
ポップコーンを二つ抱えて、彼が拗ねた顔で笑った。
疲れ切った産婦人科医の私に、年下の彼が手話で『また会えた』
産婦人科医として働きづめの毎日。休みの日に一人でキャンプ場へ行ったら、隣のテントの年下の男の子に、なぜかぐいぐい話しかけられた。彼は耳が聞こえず、スマホの画面で会話してくれた。
一週間後。勤務先の病院の前で、見覚えのある笑顔が手を振っていた。
彼は胸の前で、ゆっくりと手を動かしてから、スマホの画面をこちらに向けた。
『また会えた。運命だと思っていい?』
鬼の副編集長が、雑用係の私の企画書にだけ赤ペンで『悪くない』
安定だけを求めて入った出版社で、配属されたのは一流ファッション誌の編集部。雑用係の私の上司は、『鬼』と呼ばれる副編集長。
終電を逃した夜の編集部。こっそり机に置いた初めての企画書が、赤ペンだらけで戻ってきた。最後のページにだけ、短い一言。
『悪くない』
顔を上げると、彼がコーヒーを二つ持って立っていた。「……続き、聞かせろ」
段ボールの横で拾った年下の彼を『ペット』として飼い始めて三か月
雨の夜、マンションの前の段ボールの横で、ずぶ濡れの年下の男の子が眠っていた。行くところがないと言う彼に、私は冗談で言った。「じゃあ、ペットとしてなら置いてあげる」
あれから三か月。帰ると玄関で待っていて、ソファで頭を撫でられるのを待つ、私の大事な『ペット』。
でも今夜の彼は、撫でようとした私の手首をそっとつかんだ。
「……ねえ。俺、いつまでペットのままでいればいい?」
ゴミ屋敷みたいな私の部屋のピアノに、潔癖な先輩が『もう一回弾け』
音大のマンションで、私の部屋は床が見えない。でもピアノの周りだけは、いつもきれいにしてある。
夜中に弾いていたら、ドアが叩かれた。隣に住む指揮科の先輩。完璧主義で、潔癖で、学内で一番怖い人。
「……なんだこの部屋は。それと今の曲。楽譜無視しすぎだ。……もう一回、最初から弾け」
ゴミ袋を片手に、先輩がピアノの横に立つ。
ラブレターを読まずに突き返した学年一の天才と、今日から一つ屋根の下
三年間片思いした学年一の天才に、初めてのラブレターを渡した。彼は封も開けずに「いらない」と返した。
その夜、家が水漏れで住めなくなり、父の親友の家にお世話になることに。玄関を開けたのは、あの彼だった。
「……よりによって、お前かよ。明日のテスト、赤点取ったら追い出すからな」
そう言って差し出された彼の手には、私のスリッパが一足。
一目惚れの医師を追って看護師になった私に、ドSな彼が夜勤明けだけ優しい
五年前、旅先で助けてくれた医師に一目惚れして、私は看護師になった。同じ病院に配属されたのに、再会した彼は毒舌で、私にだけ特に厳しい。
長い夜勤が明けた朝。屋上でコーヒーを飲んでいると、彼が隣に立った。
「今日の急変、お前が最初に気づいた。……よくやった」
頭に、大きな手がぽんと置かれる。
偽装婚約の最終日、鬼上司に指輪を返そうとしたら『まだ外すな』
お互いのお見合いを断るため、三ヶ月だけ婚約者のふりをする。
その相手は、社内で『鬼』と呼ばれる上司だった。
今日が、その三ヶ月の最終日。送ってもらった車の中で、私は左手の指輪を外そうとした。
彼の手が、それを止めた。
「……まだ外すな。日付が変わるまでは、俺の婚約者だろ」
借金の代わりに住み込み家政婦、雇い主の御曹司は私にだけ意地悪
父の残した借金を肩代わりしてくれたのは、大企業の御曹司だった。
条件は、返済が終わるまで彼の家で住み込みの家政婦として働くこと。
初日の夜。私が作った夕飯を一口食べて、彼は眉をひそめた。
「……まずくはない」
そう言いながら、彼はおかわりの皿を黙って差し出してくる。
「明日は和食にしろ。それと、俺より先に寝るな」
宅飲みの夜、清楚な先輩が寝室で自分のお尻をいじってた。先輩、そっち使えるんですか!?
サークルの先輩の部屋で、いつもの二人きりの宅飲み。
黒髪で、困ったように眉を下げて笑う、誰にでも優しい先輩。終電を逃した私は、いつの間にかソファで眠っていた。
深夜。寝室のほうから、小さな音がして目が覚めた。
扉が、少しだけ開いている。
「……っ、ん……」
ベッドの上で、うつ伏せの先輩が腰を浮かせていた。自分の指を、後ろに。
枕に押しつけた横顔は、私の知らない顔をしている。
床板が、きしんだ。
先輩の動きが止まって、ゆっくりこっちを振り向いた。
