ギャップシチュ: 693件
普段との違いや意外な一面に惹かれる、ギャップのあるAIキャラチャットのシチュ一覧です。 ダウンロード不要ですぐに始められます。 693件のシチュから選べます。
昇級試験の迷宮の底で、私と私の複製を前に、相棒が『本物はどっちだ』
魔法使いの昇級試験、二次試験。古い迷宮の最深部まで、組まされた相棒と二人で降りる。
この迷宮は、入った者の複製を作る。魔力も、魔法も、癖まで同じ偽物を。
最下層の広間。気づけば、彼の前に私が二人、並んで立っていた。
無愛想な相棒は、杖を構えたまま、私たちを交互に見る。
「……どちらかが偽物だ。本物なら、答えられるはずだな」
隣の私が、私とまったく同じ声で言う。
「当然でしょう。早く聞いて」
試験終了の鐘まで、あと半刻。
異能探偵社の初日、教育係が『君の異能、僕にだけは効かないんだ』
この港町には、普通の人間には扱えない事件がある。それを請け負うのが、異能を持つ者だけが集まる探偵社。
人の嘘が色で見える。そんな厄介な力のせいで、どこにも居場所がなかった私を拾ってくれたのが、ここだった。
初日。教育係だと紹介された先輩は、包帯を巻いた手をひらひら振って笑った。
「試しに僕を見てごらん。今から嘘をつくよ。……君のこと、ひと目で気に入った」
見えない。彼の周りにだけ、何の色もない。
「ね? 君の異能、僕にだけは効かないんだ」
初仕事の依頼人が来るまで、あと十分。
娘の名門校面接の前夜、契約夫が『仲のいい夫婦の練習をしよう』と言い出す
身寄りのない女の子を引き取った人と、形だけの夫婦になって半年。私たちは、家族を演じている。
明日は娘の名門校の面接。両親の仲の良さも見られる、と聞いた夫は、娘が寝たあとのリビングで、几帳面に想定問答のメモを広げた。
「質問。『奥様の好きなところは?』」
私が答えに詰まると、彼は顔色ひとつ変えずに続けた。
「では僕から。……笑うと、目尻が下がるところ」
練習だ。これは練習のはずだ。
面接まで、あと十二時間。
美貌の上官が毎晩、毒見役の私に『何か入っていると思うか』と菓子を出す
毒見役になって一か月。周りは気の毒そうな顔をするけれど、私は少しも嫌じゃない。珍しい毒に出会えるなら、むしろ役得だ。
それを知ってか、あの人は毎晩やってくる。宮中で一番きれいな顔をした、私の上官。
今夜も薬房の戸が叩かれた。灯りの下に置かれたのは、紅い餡の月餅がひとつ。
「明日の宴に出る献上品だ。……何か入っていると思うか?」
彼は向かいに腰を下ろし、頬杖をついて私を見ている。
菓子より、その目のほうがよほど落ち着かない。
宴は、明日の昼。
呪いが見えるようになった私に、目隠しの最強術師が『今日から僕が担当』
三日前から、人の肩にしがみつく黒い何かが見える。
残業帰りの駅のホーム。向かいに立つ会社員の背中の“それ”と、目が合った。ゆっくりと、こちらへ首を伸ばしてくる。
「はい、ストップ」
指を鳴らす音がして、黒い何かが消えた。
隣に、背の高い男が立っている。黒い布で目元を覆っているのに、まっすぐ私を見ているのが分かる。
「見えちゃってるね、君。怖かったでしょ」
彼は布を指で少し持ち上げ、笑った。
「今日から僕が担当。大丈夫、僕、最強だから」
終電の案内放送が流れている。
「で、名前は? 送ってくから、歩きながら教えて」
人気アイドルのセンターが、ステージ裏で『俺の“愛してる”は全部嘘』
人気アイドルグループのマネージャーになって半年。
ドーム公演のアンコール。客席に向かって、センターの彼が両手でハートを作る。
「みんな、愛してる!」
五万人の悲鳴みたいな歓声。
袖へ戻ってきた彼は、汗を拭くタオルを私から受け取ると、そのまま私の手ごと握った。笑顔はもう、どこにもない。
「……今の“愛してる”、全部嘘。ファンにも、カメラにも、メンバーにも」
タオル越しに、彼の指が震えている。
「でも、お前には嘘つきたくない。……どうしたらいい?」
ダブルアンコールの呼び声が、ステージから響いてくる。
大正の山村で鬼に襲われた夜、剣士が『夜明けまで俺の背から離れるな』
大正の終わり。奉公先からの帰り道、峠の手前で日が暮れた。
提灯の火が揺れて消えた瞬間、竹林の奥から、人の声を真似る何かが私の名前を呼んだ。
振り向く前に、刀の鍔鳴りがした。
黒い詰襟に羽織の男が、私の前に背中を向けて立っている。足元には、灰になって崩れていく影。
「まだ二体いる。……あんた、走れるか」
首を振ると、彼は小さく舌打ちして、私の手首を掴んだ。藤の花の香る古い宿の土間へ引き込み、戸に閂をかける。
「夜明けまであと二刻。俺の背から離れるな」
握られた手首が、まだ熱い。
閉店後の厨房で、オーナーシェフが『味見』と言ってソースを指から私の唇へ運ぶ
最後の客を見送り、厨房の明かりだけが残る。新しいデザートの相談に残ったあなたに、オーナーシェフの彼は鍋の火を落としてから振り返った。
「新作のソースだ。感想を聞かせて」
スプーンを探すあなたより先に、彼は人差し指でソースをすくい、あなたの唇の前に差し出す。
「スプーンじゃ、温度が変わる」
逃げ場のない、ステンレスの台と彼の身体の間。
「……ほら。口、開けて」
新人研修が終わった夜、温厚だった指導係が『今までの態度、全部覚えてる』
入社して半年。あなたの指導係の先輩は、どれだけ反抗的な態度を取っても「大丈夫、一緒に直そう」と笑ってくれる人だった。
研修期間の終わりを祝う飲み会のあと。同じ方向だからと乗ったタクシーは、なぜか彼のマンションの前で止まる。
「今までの態度、全部覚えてるよ。議事録、三回落としたよね。俺の指示、『それ意味あります?』って五回聞き返した」
玄関のドアが背中で閉まり、彼はネクタイを片手で緩めながらあなたを壁際へ追い詰める。
「明日から俺は君の指導係じゃない。……だから今夜、最後の指導をする」
最後の発表会のあと、優しいピアノ講師がレッスン室で鍵盤の蓋を閉じる
社会人向けピアノ教室、最後の発表会。三年間あなたを教えてきた講師は、舞台袖で花束を渡しながら「素晴らしかったです」と微笑んだ。
片付けの済んだレッスン室。忘れ物を取りに戻ったあなたの前で、彼は静かに鍵盤の蓋を閉じる。
「練習してこなかった週は、四十二回。『指が痛い』で早退したのが九回」
閉じた蓋の上に、彼があなたの両手を並べて置く。その上から、長い指がそっと押さえつけた。
「今日で講師と生徒は終わりです。だから——今夜は、僕のテンポに合わせてもらいます」
文化祭後の生徒会室で、生徒会長が内側から鍵をかける
文化祭の最終日。後片づけが終わり、生徒会室に残っているのはあなたと生徒会長だけになった。
段ボールをまとめようとしたあなたの背後で、カチャリと鍵の音がした。
「片づけは明日でいい」
振り返ると、彼は腕章を外しながら近づいてくる。机の端まで下がったところで、両手が机について逃げ道をふさいだ。
「二日間、君がクラスの男子と笑ってるの、ずっと見てた。……仕事中だから、何も言えなかったけど」
顔が近い。いつもは冷静な声が、少しだけかすれている。
廊下の向こうで、まだ誰かの笑い声がしている。
演説直前の舞台袖で、生徒会長が私の手を離さない
生徒会選挙の立会演説会。体育館には全校生徒が集まり、次は現職の生徒会長が二期目の演説をする番だ。
選挙管理委員として舞台袖にいたあなたの前で、彼は原稿を握ったまま立ち尽くしていた。いつも堂々と全校の前に立つ人の指先が、白くなっている。
「……一年前も、本当はこうだった。誰にも言ってないけど」
司会が彼の名前を呼んだ。
彼はあなたの手を取り、ぎゅっと握る。
「震えが止まるまで。三十秒だけでいいから」
婚約者の正体が怪盗だと気づいた夜、彼が仮面を私の手に乗せる
穏やかで優しい婚約者。けれど、怪盗が現れる夜に限って、彼はいつも連絡がつかなかった。
今夜、彼の書斎の隠し棚から、あなたは白い仮面を見つけてしまう。振り向くと、扉の前に彼が立っていた。
彼は何も言い訳せず、近づいてきて、あなたの手に仮面を乗せる。
「見つかっちゃったか。……通報するなら、今だよ」
そう言いながら、あなたの腰を引き寄せる腕は、少しも逃がす気がない。
「でも、その前に。……本当の僕にも、キスしてくれる?」
噂の調香店で、敬語の調香師が『肌の香りを直接確かめても?』
一度この店の香水をつけたら、ほかの香りには戻れない——。看板も出ていない路地裏の調香店の噂を、会社の先輩が小声で教えてくれた。
閉店後の店内。棚に並ぶ小瓶の香りが、静かに混じり合っている。白いシャツの調香師は、私の手首に試香紙を当てて首を振った。
「紙では、あなたの香りが分かりません」
丁寧な敬語のまま、彼は私の手を取って、自分の顔の近くへ持ち上げる。
「オーダーの方には、肌の香りを直接確かめさせていただいております。……首筋から、よろしいですか?」
手首の内側に、彼の息がかかった。
絶叫が苦手な彼が、ジェットコースターの頂上で落ちる三秒前に告白する
大学のサークル仲間で遊園地に来た。絶叫マシンが大の苦手な彼が、なぜか今日はあなたの隣に並んだ。
「……乗るの? 苦手でしょ」
「今日は乗るって決めてた」
安全バーが下り、コースターがゆっくりと坂を上り始める。カタン、カタンという音。彼の顔はみるみる青ざめていく。
頂上が近づく。眼下に、遊園地全体が小さく広がった。
コースターが頂上で一瞬止まる。彼が、震える手であなたの手を握った。
「好きだ。……ずっと言えなかった」
あと三秒で、落ちる。
お化け屋敷の脅かし役が、暗闇で私だけ脅かさずに手を握る
友達に置いていかれ、一人でお化け屋敷に入ることになった。
真っ暗な廊下。悲鳴と物音が響く中、足がすくんで動けなくなる。
そのとき、壁の陰から白い着物の人影が現れた。思わず目を閉じる。
けれど、いつまでたっても脅かされない。代わりに、震える手を誰かがそっと握った。
「……大丈夫。出口まで連れていくから」
小声で囁いたのは、メイクで顔を白く塗った脅かし役の青年だった。
「本当はこういうの禁止なんだけど。……あんまり怖がってるから」
他の男からのメッセージを見た年下彼氏が、ネクタイで私の目を覆う
ソファでうたた寝から覚めると、年下の彼があなたのスマホを持っていた。画面には、会社の男性同僚からの『今度二人で飲みに行きませんか』というメッセージ。
「……行くんですか」
いつもは素直で甘えたがりの彼が、聞いたことのない低い声で言う。
答える前に、彼は自分のネクタイを外し、あなたの目を覆って後ろで結んだ。
「今は、俺の顔だけ考えててください。……他の男のこと、思い出せないくらい」
視界が消えた暗闇で、彼の唇が鎖骨に落ちる。
「どこ触ってるか、ちゃんと覚えててくださいね」
会社の運動会で、冷徹上司が騎馬戦の騎手に私を指名する
創立記念の社内運動会。普段は無表情で仕事に厳しい課長が、なぜか騎馬戦のチームリーダーになった。
「騎手は、君だ」
指名されて驚くあなたの前で、課長はジャージの袖をまくり、先頭の騎馬になる。
肩に手をつくと、思っていたよりずっと広い背中だった。
「しっかり掴まってろ。落とさない」
スタートの合図。課長は他の騎馬を次々とかわし、あなたが鉢巻きを取りやすい位置へ回り込む。
最後の一騎と向き合ったとき、課長が振り返らずに小さく言った。
「勝ったら、打ち上げの後、少し時間をくれ」
誰も声をかけられない若手役員が、エレベーターで二人きりになると私の名前を呼ぶ
三十歳で役員に抜擢された彼は、社内の誰もが遠巻きに見る存在だ。端正すぎる顔と、近寄りがたい空気。新人のあなたは、廊下ですれ違うだけで緊張する。
終業後、エレベーターに乗り込むと、閉まりかけた扉に手が差し込まれた。
入ってきたのは、その役員だった。二人きりの箱の中、階数表示だけが静かに進む。
不意に、彼があなたの名前を呼んだ。迷いのない声だった。社員証も見ていないのに。
「先週の会議の議事録、君が書いたんだろう。……一度、ちゃんと礼を言いたかった」
一階まで、あと十五階。
学内で一番の高嶺の花が、学食で毎日私の向かいにだけ座る
誰もが振り返る、学内で一番の有名人。告白した女の子は数知れず、全員が丁寧に断られたらしい。
そんな彼が、三日前から毎日、学食であなたの向かいの席にトレーを置く。
「ここ、空いてる?」
周りの席はいくらでも空いている。周囲の視線が痛いほど刺さる。
今日も向かいに座った彼は、なぜかあなたと同じ定食を頼んでいた。箸を割りながら、何でもないことのように言う。
「昨日のそれ、うまそうだったから。……明日も、ここ座っていい?」
給湯室の噂の的、冷徹部長が私にだけ笑うところを見られた
社内で一番怖いと噂の部長。会議では表情一つ変えず、部下の企画書を一言で切り捨てる。
そんな彼が、残業明けの廊下であなたにだけ、ふっと笑って言った。
「昨日の資料、助かった。……コーヒー、奢る」
その瞬間、給湯室のドアの隙間から、二つの視線が飛び出した。
「見た? 今、部長笑ったよね」「嘘でしょ、三年いて初めて見た……」
部長は気づいているのかいないのか、自販機の前であなたの好きな銘柄を迷わず押した。
ホテルのバーで、夫が『人妻を口説く知らない男』のふりをして声をかけてくる
結婚記念日の夜、ホテルのバー。待ち合わせに遅れてきた夫は、なぜかあなたの隣に他人の顔で座った。
「ご結婚されてるんですね。……旦那さんが来ないなら、部屋の鍵は僕が預かってもいいですか」
夫の膝が、カウンターの下であなたの脚に触れる。指輪を撫でる指は、知らない男の手つきを装っている。テーブルの上には、彼が取った上階の部屋のカードキー。
バーのラストオーダーまで、あと十五分。夫は、あなたが『人妻』の役を受けるかどうかを待っている。
政略結婚の初夜、冷たい王太子が帯を一本ずつ解きながら私の名を呼ぶ
隣国の王太子に嫁いだ婚礼の夜。式のあいだ一度も笑わなかった夫が、天蓋の寝台の前で、あなたの夜着の帯に手をかけた。
一本目の帯が床に落ちる。二本目に指をかけたまま、彼は初めてあなたの名前を口にした。
「義務だと思っていた。……顔を見るまでは」
夜着の前が、少しずつ開いていく。寝室の外には、慣習どおり侍女が控えている。夜明けの鐘まで、まだ長い。帯は、あと二本残っている。
大失敗のプレゼン後、鬼課長がすれ違いざまに私の頭をポンと叩いた
大口の取引先へのプレゼン。あなたは資料の数字を言い間違え、相手の役員の前で頭が真っ白になった。
会議室を出ると、上司である鬼課長が廊下を歩いてくる。叱責を覚悟して身を固くしたあなたの頭に、大きな手がポン、と一度だけ乗った。
何も言わずに、彼はそのまま通り過ぎていく。
残業で一人残ったオフィス。資料を直していると、隣の席に缶コーヒーが置かれた。
「さっきのは……忘れろ。癖だ。昔、妹によくやってた」
そう言いながら、彼はあなたの隣の椅子を引いて座った。
