ファンタジーシチュ: 265件
異世界、魔法、冒険などの非日常を楽しめるAIキャラチャットのシチュ一覧です。 ダウンロード不要ですぐに始められます。 265件のシチュから選べます。
50+
宿敵に負けた夜、最初の命令は「名前で呼べ」
何年も剣を交えてきた敵国の将軍に、初めて敗れたあなた。決闘の約束は、負けた側が今夜だけ、勝者の従者になること。
ところが彼が連れてきたのは牢ではなく、祝勝舞踏会だった。差し出されたのは、あなたの瞳と同じ色のドレス。
「最初の命令だ。今夜はその忌々しい敬称をやめろ。名前で呼べ」
広間へ入る直前、彼は手を差し出す。別の男があなたを踊りに誘おうと近づくと、その手が少しだけ下がった。
「……俺より先に、あいつの手を取るつもりか」
勝者のくせに、返事を待つ目に余裕がない。今夜だけのはずなのに、ドレスの寸法は驚くほどぴったりだった。
40+
鏡の向こうで王女に。護衛騎士だけが「あなたは偽物だ」と知っている
古道具屋で買った姿見に触れたら、指先が水面のように沈んだ。
次に目を開けたとき、あなたは天蓋つきの寝台の上にいた。
「王女殿下、お目覚めですか」
侍女たちが言うには、あなたはこの国の王女で、十日後の婚礼の儀までに、三人の候補から伴侶を選ばなければならないらしい。
誰もあなたを疑わない。顔も声も、本物の王女と同じだから。
侍女が下がると、扉の前に立っていた銀の鎧の騎士が、静かに鍵を閉めた。
「お芝居はもう結構です」
彼は低い声で言った。
「あなたは王女殿下ではない。……殿下はどこへ行かれた?」
40+
竜の夫が、繁殖期の三日間だけ寝室から私を出してくれない
竜族の夫に嫁いで、初めての秋。
朝、目を覚ますと、寝室の扉は夫の太い尾でふさがれていた。金色の瞳は縦に細く、首筋から肩にかけて鱗が浮いている。
「三日だけだ。……出られると思うな」
繁殖期の三日間、竜は番を巣から出さない。城の者は誰も寝室に近づかない決まりだと、あなたは今になって知った。
低い声で唸り、逃げ道をすべてふさぎながら、あなたが少しでも身をすくめると、彼の鱗は逆立つほど慌てる。
「痛かったか。……すまない。加減が、わからない」
本能に呑まれていく夫と、閉ざされた寝室で過ごす三日間が始まる。
40+
毒殺された皇太子妃が、学院の入学式で前世の夫とすれ違う
義兄と皇女に利用され、夫に裏切られ、最期は毒の杯だった。
目を覚ますと、帝国学院の入学式の日に戻っていた。すべての不幸が始まる前の朝。
講堂の回廊で、肩がぶつかる。
見上げると、前世であなたを見捨てた皇太子がいた。まだ若く、何も知らない顔で。
「失礼。……どこかで会ったかな」
あなたは、微笑んで答えた。
「いいえ、殿下。初めてお目にかかります」
——今度は、あなたのすべてで償ってもらう。
40+
Group
「どちらの隣で暖を取る?」星降る夜の野営地で、頼れる魔術師と実直な剣士に囲まれて
満天の星が広がる静かな夜の野営地。一日の旅を終えて焚き火のそばで温まっていると、夜風が吹き抜けて思わず身震いしてしまう。
「風が出てきましたね。寒くはありませんか?」
知的な魔術師が静かに歩み寄り、温かいハーブティーを差し出しながら、自身の厚手のローブを優しくあなたの肩に掛けた。
すると反対側から、薪を抱えて戻ってきた実直な剣士が慌てて自分のマントを広げ、あなたの背後に腰を下ろす。
「おい、ローブ一枚じゃ心もとないだろ。……俺が風上に座る。こっちに来て背中を預けろ、温めてやるから」
パチパチと薪が爆ぜる静寂の中、大切に守られ、両側から温もりを分け与えられる贅沢な夜が始まる。
40+
沈黙の帝国で、皇帝が私の名を呼んだ
あなたは、百年前に人間との契約を断ち、地下聖堂で眠りについた精霊王。ある朝、帝国中から声が消える異変が起き、封印の間へ一人の皇帝が降りてきた。
誰も言葉を発せないはずなのに、彼だけが古い契約文を使い、あなたの名を呼ぶ。封印が半分だけ解けると、彼は王冠を床へ置いて跪いた。
「帝国を救えとは命じない。目覚めたあなたが最初に何を望むのか、それを聞きに来た」
地上では日没までの避難が始まっている。力を貸すのか、代償を求めるのか、なぜ彼だけが話せるのかを問うのか。皇帝は答えを急がせず、あなたの最初の言葉を待っている。
40+
公開処刑、彼を救うには裏切るしかない
夜明けの処刑広場。反逆者として拘束された彼を救う条件は、あなたが観衆の前で「彼に騙されていた」と証言することだった。執行官が偽証文を差し出すと、彼は鎖を鳴らして首を横に振る。
「俺を助けるために、君まで嘘の中で生きるな」
処刑まであと五分。偽証文へ署名するか、罪の根拠を問い返すか、彼と別の脱出策を探すか。誰にも弱さを見せなかった彼は、最後の答えだけをあなたに預けている。
40+
転入初日、学院主席の彼が勧誘を断って「俺自身を選んで」と案内役を願い出る
特殊な才能を持つ者が集まる成人向け学院へ転入したあなた。初日から複数の派閥に囲まれる中、学院主席の彼が人波を割って現れます。
命令ひとつであなたを自分の側へ置ける立場なのに、彼は役職章を外し、ただの一人の男として手を差し出しました。
「権力で君を囲えば簡単だ。でも、俺は君に選ばれたい。今日の案内役を任せてくれる?」
任せる、実力を試す、他の候補も見る。頂点の彼が自分へ選ばれようとする学園ロマンスです。
40+
堕ちた聖女のあなたを、裁くはずの異端審問官だけが救う
奇跡を失った聖女として、あなたは民衆から石を投げられた。裁きの間で待っていたのは、冷酷と噂される異端審問官。
彼は判決文を閉じ、誰にも聞こえない声で囁く。
「罪があるなら、俺が暴く。だが無実なら、世界を敵にしても君を隠す」
信仰も名誉も失ったあなたに、裁く男だけが手を差し伸べる。罪、秘密、救済が絡むダークロマンスです。
40+
朝起きたら、クールな彼に犬の尻尾が生えて気持ちが全部バレる
同棲中の朝。キッチンでコーヒーを淹れていた彼の腰のあたりで、ふさふさの何かが揺れていた。
犬の尻尾だった。
「……朝起きたら、生えてた。別にどうってことない」
いつもの無表情で言う彼の後ろで、尻尾はちぎれそうなほど振れている。あなたが「おはよう」と言っただけで、さらに速くなる。
「振ってない。勝手に動いてるだけだ」
今日は彼の大事なプレゼンの日。家を出るまで、あと一時間。
40+
女を寄せつけない騎士団長が、傷の手当てだけは私にさせる
女は戦場の邪魔だと公言し、侍女すら遠ざける騎士団長。それなのに遠征から戻るたび、彼は治療院の一番奥、あなたの診察台に黙って座る。
今夜も、血の滲んだ包帯の腕を差し出して、そっぽを向いた。
「……他の治療師は手が乱暴だ。それだけだ」
包帯を解く指先が肌に触れると、彼は息を詰めて、それでも腕を引かなかった。
「早くしろ。……いや、急がなくていい」
40+
魔王城の大浴場で、背中を流しに呼ばれた侍女の私を魔王が湯船に引き込む
人間の国から魔王城に奉公に出されたあなたは、侍女として働いている。
今夜、侍女長に命じられたのは、魔王の背中を流す役目。湯気の立ちこめる大浴場で、角を持つ主は、湯船の縁に腕をかけて待っていた。
「新入りか。……震えているな」
布を持つあなたの手首が掴まれ、ぐいと引かれる。お仕着せのまま、あなたは湯の中に落ちた。濡れた布地が、肌に張りつく。
「流すなら、近くでしろ。……服は、もう役に立たないな」
40+
獣の姿の王子が、最後の薔薇が散る前に『図書室を全部、君に』
父の身代わりとして、森の奥の古城に残ると決めた夜から、ひと月。
城の主は、大きな角と爪を持つ獣の姿をしていた。最初は怒鳴ってばかりだったその人は、近ごろ、夕食の席で私の話を最後まで聞くようになった。
今夜、彼は燭台を持って、私を城の東翼へ案内した。重い扉が開くと、天井まで届く本棚が、どこまでも続いていた。
「……本が好きだと、言っていただろう」
獣の大きな手が、扉の取っ手を離せずにいる。
西翼の塔では、ガラスの覆いの下で、一輪の薔薇が最後の花びらを残している。
「この図書室を全部、君に。……ここにいる理由が、もう一つ増えればいいと思った」
40+
陥落した王城で、闇堕ちした勇者と再会する
魔王軍に落とされた王城の玉座の間。崩れた天井から月光が差すその場所に、かつて共に旅をした勇者が、黒い鎧をまとって立っていた。
あなたへ向けた剣先は、喉元の手前で止まる。
「……まだ、その名で呼ぶのか。聖女様」
人類の希望と呼ばれた彼は、今は魔王軍の将軍。夜明けには、残った街への総攻撃が始まる。
それでも彼の左手首には、旅立ちの日にあなたが結んだ色褪せた布のお守りが、巻かれたままだった。
40+
政略結婚の王子が、台本を閉じた
両国の和平を祝う盛大な婚礼。あなたと王子には、外交官が作った誓いの台本が用意されていた。宣誓の直前、彼は読み上げるはずの冊子を閉じ、会場中が見守る前であなたにだけ聞こえる声へ落とす。
「国のための言葉ではなく、俺自身の言葉で君に誓ってもいいか?」
進行役は次の合図を待ち、外交官たちはざわめいている。それでも彼は勝手に続きを始めず、閉じた台本へ手を置いたまま、あなたから許可されるまで顔を上げない。
40+
死に戻りした皇女、処刑人だけが前世を覚えている
処刑されたはずのあなたが目を開けると、そこは刑の前夜の牢でした。侍女は冷めた茶を置き、審問官は同じ罪状を読み、看守は同じ順番で鍵を鳴らす。前世と一言も違いません。
ところが扉の外に現れた処刑人の彼だけは、前世にはなかった黒い駒を格子の下から滑らせました。
「今度は、鐘が三度鳴る前に俺を疑え」
彼も覚えている。けれど味方とは限らない。処刑まで一夜、同じ台詞を繰り返す三人のうち、最初に未来を変える相手を選ぶ時間が始まります。
40+
処刑前夜に戻った王妃は、冷酷王をもう愛さないと決めた
裏切られ、処刑を待っていたはずのあなたは、なぜか初夜前の王宮に戻っていた。今度こそ彼を愛さない。そう決めたあなたの前に、前世で冷酷だった王が現れる。
「その目は、俺を憎んでいるな。理由を聞く権利くらいはあるか」
彼は前世と同じ顔で、けれど少しだけ違う声で近づいてくる。逃げるか、真実を暴くか、先に心を切り捨てるか。二度目の人生で愛と疑念が絡み合う、やり直し王宮ロマンスです。
30+
王宮の湯殿で、香油係の私に王子が『今夜は順番を逆にしよう』とオイルの瓶を取り上げる
王子の湯浴みのあと、香油で身体をほぐすのが、あなたに与えられた役目だった。
今夜もいつものように瓶を手に取ると、寝台に腰かけた王子がそれを取り上げる。
「毎晩、お前にばかり働かせている」
立ち上がった彼が、あなたの肩に手を置いて寝台へ座らせる。侍女の衣の紐に、香油で濡れた指がかかった。
「今夜は順番を逆にしよう。……王子の命令だ、拒めるか?」
言葉とは裏腹に、紐を引く指はあなたの返事を待って止まっている。
30+
毒見役の私の唇に、宮廷に潜む暗殺者が解毒剤を口移しで流し込む
王の晩餐の毒見役。今夜の葡萄酒を一口含んだ瞬間、舌が痺れた。
控えの間に崩れたあなたを抱き起こしたのは、宮廷楽士の青年――毒を仕込んだ暗殺者本人だった。
「……君が飲むはずじゃなかった」
彼は小瓶をあおり、あなたの顎を持ち上げて唇を重ねる。苦い解毒剤が喉を滑り落ちていく。唇は、飲み終えても離れなかった。
「痺れが引くまで、ここにいる。……誰にも触らせない」
30+
公爵家の寝室で、執事が生理の日を私より先に知っていた
あなたは、公爵家の令嬢。
朝、目を覚ますと、ベッド脇のテーブルにいつもと違う朝食が並んでいた。
温かいスープ、鉄分の多い果物、蜂蜜入りのハーブティー。それに、湯たんぽ。
「おはようございます、お嬢様」
完璧な礼をする専属執事に、あなたは首をかしげる。
「今日の予定は、すべて午後に回しました。お茶会は欠席のご連絡を」
「……どうして?」
彼は表情ひとつ変えずに答えた。
「本日からでございましょう。お嬢様の、月のものは」
30+
傭兵隊長の求婚を嘘で断ったら、『構いません。あなたをいただきます』
滅びかけた小国の姫。その国を救える唯一の戦力は、大陸で最も残忍と噂される傭兵隊だった。
隊長が要求した報酬は、あなた自身。
玉座の間で、あなたは嘘をついた。
「私は、ほかの方と将来を誓っています。それでも求婚なさいますか」
傷だらけの大男は、眉ひとつ動かさなかった。
「誰と何を誓っていようと、関係ありません」
彼は片膝をつき、あなたの手の甲に口づけた。
「国は守ります。代わりに、姫様をいただきます」
30+
満月の夜、シェアハウスの吸血鬼が『少しだけ』と私の部屋の戸を叩く
シェアハウスの一番奥の部屋に住む、夜しか起きてこない同居人。彼が吸血鬼だということは、住人の間では暗黙の了解だった。
満月の夜。深夜二時、あなたの部屋の戸が叩かれる。
「……起きてる? ごめん。少しだけ、開けて」
開けた途端、彼は戸口に額をつけて、荒い息を吐いた。夜明けまで、あと三時間。
「満月の夜は、我慢がきかないんだ。他の部屋には行かない。……君の匂いがするほうに、勝手に足が向いた」
赤くなった瞳が、あなたの首筋に落ちる。
「少しだけ。……少しで済まなかったら、殴ってでも止めて」
30+
西の都へ向かう馬車で、美貌の上官が『向こうでは、私の妻ということに』
宮廷の薬房で働く私に、突然の遠征命令が出た。行き先は砂の向こう、交易で栄える西の都。そこで流行る奇妙な病を調べるため、だという。
同行するのは、宮中で誰もが振り返る美貌の上官。普段は私が薬草の話を始めると、呆れた顔で最後まで聞いてくれる人だ。
揺れる馬車の中、彼は窓の外を見たまま、さらりと言った。
「向こうでは身分を伏せる。……君は、私の妻ということにしてくれ」
手の中の薬草図鑑を、思わず落とした。
西の都の門が見えるまで、あと半日。
30+
誰の誘いも断る公爵が、壁の花の私の前で手袋を外す
王宮の舞踏会。今夜も、若き公爵は誰の誘いにも応じない。名家の令嬢たちが列をなしても、彼は一曲も踊らずに壁際に立っていると噂されていた。
没落した子爵家の娘であるあなたは、ドレスも流行遅れで、誰にも誘われないまま柱の陰にいた。
その前で、足音が止まる。
顔を上げると、あの公爵が立っていた。会場中の視線が、一斉にこちらに集まる。
彼は白い手袋を片方だけ外し、素手をあなたに差し出した。
「一曲だけ、お相手を。……手袋越しでは、あなたに失礼だと思ったので」
