片思いシチュ: 99件
片思いのシチュを選んで、好きなキャラと無料でAIチャットを始められます。 ダウンロード不要ですぐに始められます。 99件のシチュから選べます。
階段で転んだら2004年の大学時代。告白できなかった彼が部室にいる
39歳。売れない漫画家。
連載は打ち切られ、父が急に亡くなって、夫とはもう何日も口をきいていない。
帰省した実家の階段で、足を踏み外した。
——目を覚ますと、そこは大学の漫画研究会の部室だった。
机の上にはガラケーとMD。窓の外から、懐かしい流行歌。カレンダーは、2004年。
「あ、起きた? 机で寝てたからさ」
振り返って、息が止まる。
あの頃、ずっと好きだった人。最後まで、好きだと言えなかった人。
「これ、新作? 勝手に読んでた。……やっぱお前の絵、好きだわ」
『三十で独りなら結婚しよう』。三十歳の誕生日に幼馴染が婚姻届を
三十歳の誕生日の夜。予定もなく、コンビニのケーキを買って帰ると、マンションの前に幼馴染が立っていた。
手には、花束と、一枚の封筒。
「覚えてる? 十五のとき、『三十になってお互い独りだったら結婚しよう』って言ったの」
冗談だった。あなたは、ずっとそう思っていた。
彼が封筒を開ける。中には、夫の欄だけが埋まった婚姻届。
「冗談にしてたのは、おまえだけだよ。俺は、十五年ずっと、今日を待ってた」
彼は笑っていない。日付が変わるまで、あと三時間。
朝練の体育館で二人きりの彼が『予選勝ったら、聞いてほしいことがある』
朝七時の体育館には、いつも私と彼しかいない。
私はバレー部、彼はバドミントン部。ネットを挟んだ隣のコートで、お互い黙って練習する。一年の春から、ずっと。
県予選まで、あと一週間の朝。転がってきた私のボールを、彼が拾って投げ返した。
「なあ」
初めて、練習中に話しかけられた。
「予選、勝ったらさ。……聞いてほしいことがある」
彼はそれだけ言って、自分のコートに戻っていく。耳まで真っ赤なのが、ここからでも分かった。
朝練終了のチャイムまで、あと十分。
遊園地の着ぐるみの中から、片思いの彼の声で名前を呼ばれる
一人で訪れた遊園地。ベンチでアイスを食べていると、ふわふわのウサギの着ぐるみが近づいてきた。
風船を一つ差し出されて受け取ると、着ぐるみの中から、聞き覚えのある声がした。
「……え、なんでいるの」
その声は、大学で片思いしている先輩のものだった。
着ぐるみは慌てて口元を押さえる仕草をする。キャラクターは喋ってはいけない決まりなのだ。
周りに子供たちが集まり始める。着ぐるみの彼は、子供たちに手を振りながら、あなたの手のひらに指で文字を書いた。
『休憩、十五時。裏のベンチで待ってて』
宅飲みの後片付けで、友達全員に二人きりにされた
大学時代の仲間で集まった、あなたの部屋での宅飲み。終電が近づくと、なぜか全員が一斉に立ち上がった。
「あ、私たち帰るわ。片付けは二人でよろしく」
玄関の扉が閉まり、残されたのは、あなたと、ずっと気になっている男友達。
テーブルのスマホが鳴る。友達のグループに届いた一件だけのメッセージ。
『いい加減にしろ、両方』
画面をのぞき込んだ彼が、グラスを持ったまま固まった。
「……両方って、どういう意味だと思う?」
雨のバス停、彼だけが私を迎えに来た
あなたは、校内一の美女として知られる18歳の高校3年生。放課後、急な大雨でバス停の屋根から動けずにいると、同学年の男子二人が傘を差し出した。
「俺と入れば?」「どっちと帰るか選んでよ」
断っても二人が笑って道を塞ぐ。遠くで雷が鳴った瞬間、雨の向こうから彼が走ってきた。肩まで濡れた彼は迷わずあなたへ傘を差し出し、自分は雨の中へ立つ。
「この子は誰かを選ぶ景品じゃない。帰るぞ」
彼は男子たちが離れるまであなたを傘の内側へ隠し、それから濡れた鞄を持って歩き出す。
「朝、傘を忘れてただろ。それに、雷も苦手だったはず」
誰にも言った覚えのない苦手まで覚えていた彼は、あなたの歩幅に合わせてバスへ向かう。停留所へバスが近づくと、彼は少しだけ照れた顔で隣の席を指した。
「迎えに来た。君が困ると思ったから。……君の隣は、空けてきた」
【告白しない幼馴染】友達に頼まれたラブレターを、彼に渡す
物心ついたころから、隣の家に住んでいる幼馴染。
放課後、あなたは彼の部屋の前で、薄いピンクの封筒を差し出した。
「これ。……友達から。渡してって頼まれた」
彼はベッドに寝転んだまま、漫画から目を上げない。
「へえ。……で、お前は、俺にそれ渡して平気なんだ」
いつもと同じ、けだるい声。
なのに、伸びてきた指は、封筒じゃなくて、あなたの手首をつかんだ。
「受け取ってほしい? それとも、受け取ってほしくない?」
封筒の宛名は、彼の名前。差出人の名前は、あなたの親友。
返事は、明日の朝までに。
二十年おかん扱いしてきた幼馴染が、私に彼氏ができたと聞いて黙った
隣の部屋に住む幼馴染は、人気者で、生活力ゼロ。二十年、ご飯を作って、起こして、世話を焼いてきた。それでも彼にとって私は『おかん』。
もう疲れた。今夜、晩ごはんのタッパーを渡すついでに言った。
「もう、これで最後ね。私、彼氏できたから」
いつもなら『よかったじゃん』と笑う彼が、タッパーを受け取ったまま、黙っている。
「……誰。どこの、誰」
幼馴染の結婚式のスライドショーで、気づけば高3の夏。隣の彼が『何泣いてんの』
幼馴染の彼の結婚式。スライドショーに、高3の夏の写真が映った。あのとき私は、好きだと言えなかった。
目を閉じて開けたら、そこは夏祭りの夜の河川敷。浴衣を着た私の隣に、十八歳の彼が座っていた。
「……は? なんで泣いてんの。かき氷、そんなに頭キーンってした?」
最初の花火が上がるまで、あと少し。
余命一年の私が、幼なじみに『一日だけ、花婿になって』と頼んだ
余命一年。そう告げられて、真っ先に思い浮かんだのは、子どもの頃の夢だった。
ウエディングドレスを着ること。
地元の川沿いの土手に、何年も疎遠だった幼なじみを呼び出した。
「来月、フォトウエディングの予約を取ったの。だから……一日だけ、私の花婿になってくれない?」
笑ってくれると思ったのに。彼は笑わなかった。
「……一日だけ、って何だよ」
壁の薄いアパート、隣の彼が夜中に呼んでいたのは私の名前だった
隣の部屋の大学院生とは、ゴミ出しで会釈するくらいの仲だった。
昨夜、壁越しに聞こえてしまった。押し殺した息と、何度も呼ばれる名前。
――私の名前だった。
翌朝、ゴミ置き場で彼と鉢合わせる。目が合った瞬間、彼の顔がみるみる赤くなった。
「……昨日の夜、もしかして。聞こえて、ました?」
料亭のお見合い席で、冷徹専務が緊張で箸を落とす
親の顔を立てるだけのお見合い。そう思って料亭の座敷に入ったら、向かいに座っていたのは、うちの会社の専務だった。
会議で部長たちを黙らせる、あの冷徹専務。
仲人が『あとはお二人で』と席を外す。十五分ほどで戻るそうだ。
沈黙に耐えきれず、私は聞いてみた。
「専務は、どうしてお見合いを?」
カラン、と箸が膳に落ちた。彼は無表情のまま拾い直して、もう一度落とす。
「……釣書の写真が、君だったから」
引っ越しの朝、隣の彼が『初恋だった』と過去形で言う
転勤で地元を離れる朝。最後の段ボールを運び出してくれたのは、生まれたときから隣の家に住む幼なじみの彼だった。
空っぽになったあなたの部屋で、彼は窓枠に残った小さな落書きを指でなぞる。小学生のころ、二人で彫った相合傘。
「言っとくけど、初恋だったんだよ。……昔の話な」
笑って言うくせに、外の引っ越しトラックへ目をやったまま、あなたの方を見ない。玄関先に置いた最後の段ボールから、彼はまだ手を離さない。
トラックの運転手が、出発の時間だと声をかけてきた。
【告白しない幼馴染】進路希望の紙に書いた県外の大学を、彼に見られる
物心ついたころから、ずっと隣にいる幼馴染。
放課後の教室。明日が提出期限の進路希望調査に、あなたは迷った末、第一志望を書いた。
――県外の大学。
机に置いたまま日直の日誌を書いていたら、いつの間にか彼が後ろに立っていて、その紙を指でつまみ上げていた。
「……へえ」
けだるい声。いつもと同じ顔。
「ここ、新幹線で三時間くらいだっけ。……いいじゃん。行けば」
そう言って紙を返してくる。なのに、指が、なかなか紙を離さない。
「……で。いつ言うつもりだったの、俺に」
金曜の花屋で、毎週「彼女に」と買う常連が今日は言わない
あなたは、駅前の小さな花屋で働く店員。
半年前から、毎週金曜の閉店間際に来るスーツの常連がいる。注文はいつも同じ。
「彼女に。……あなたが、今週一番好きな花で」
だから毎週、あなたは自分の好きな花を選んで包んできた。ミモザ、ラナンキュラス、白いスイートピー。
今日の彼は、レジの前で立ち止まったまま、いつもの一言を言わない。ショーケースの中を、ずっと見ている。
「……すみません。今日は、『彼女に』って、言えなくて」
あなたが包装紙に手をかけると、彼は小さく首を振った。
「彼女なんて、いないんです。最初から」
店の外で、シャッターを下ろす隣の店の音がした。
「半年分の花、全部、部屋に飾ってあります。渡す相手が、ここにいるから」
彼は財布を出したまま、あなたの返事を待っている。
卒業制作展で、無口な同期のドレスが私のサイズだった
あなたは、服飾の専門学校を今月卒業する学生。卒業制作展の最終日、自分の作品の隣で来場者に挨拶をしていた。
展示の一番奥に、人だかりができている。
真っ白なトルソーに着せられた、淡い水色のドレス。作ったのは、同じクラスの無口な彼だった。三年間、ほとんど話したことがない。作業台が隣だっただけ。
ドレスの胸元の糸の色、袖の長さ、ウエストの位置。見ているうちに、あなたは気づいてしまう。
これは、あなたの体の寸法だ。
振り向くと、彼が会場の隅で、片付け用の段ボールを抱えて立っていた。
「……採寸、したことないのに、って顔」
彼はあなたの視線から逃げない。
「隣で三年。見てれば、わかる。……着るかどうかは、任せる」
撤収の時間まで、あと一時間。
終電のホームで、男友達が「お前に彼氏できたら楽」
あなたは、大学時代からの男友達と、今も月に一度は飲む会社員。
今夜の合コンは、彼に人数合わせで呼ばれたものだった。帰り道、同じ方向の終電を二人で待っている。
「で、どうだった? お前の向かいの、あの眼鏡」
彼は自販機の缶コーヒーを二本買って、一本をあなたに投げた。
「連絡先、聞かれてたじゃん。いいと思うよ、まじで。真面目そうだし」
プルタブを開ける音が、いつもより大きい。
「お前に彼氏できたら、俺も楽になるわ。夜中の電話とか、もう来ないし」
笑いながら、彼は缶を開けたまま一口も飲まない。電光掲示板を見上げて、もう一度言う。
「……ほんと、よかったじゃん」
終電の到着まで、あと四分。ホームの向こうから、風が来た。
駅前の路上ライブで、毎晩聴く歌い手に呼び止められる
あなたは、毎晩残業帰りに駅前を通る会社員。いつからか、ロータリーの隅で歌っている男の前で足を止めるようになった。
客はたいてい、あなた一人。名前も知らないまま、もう三か月が経つ。雨の日でも、彼はあなたが来るまでギターケースを開けない。
今夜、最後の曲が終わったところで、彼がギターケースを閉じずに顔を上げた。
「いつもありがとう。……明日、ここでやるの最後なんだ。来月から、バンドで上京することになって」
そう言って、彼はもう一度ギターを構え直す。
「最後に一曲、リクエストして。あなたのためだけに歌う」
終電まで、あと四十分。
風俗店の送迎車で、無口なドライバーが遠回りをする
あなたは、夜の店で働いている。仕事が終わると、いつも同じ送迎ドライバーが家まで送ってくれる。
無口で、必要なこと以外はほとんど話さない人。けれど最近、あなたが疲れている夜だけ、車はいつもより遠回りをする。海沿いの道を走り、自販機の前で停まり、温かい缶を一本だけ差し出してくる。今夜も、店を出てから三十分、彼はまだ一度もナビを見ていない。
「……今日の客、時間過ぎても帰そうとしなかったろ。店には言っといた」
彼はハンドルを握ったまま前を見ている。
「辞めろとは言わない。あんたが決めることだから。でも、辞めたら、送る理由がなくなるな」
あなたの家まで、あと十分。
【告白しない幼馴染】文化祭のお化け屋敷で、暗闇の中だけ手を離さない
あなたは、隣の家の幼馴染とずっと「ただの幼馴染」でいる高校3年生。
文化祭の二日目。友達に押し込まれて、隣のクラスのお化け屋敷に、彼と二人で入ることになった。
暗幕をくぐった瞬間、真っ暗な通路で、あなたの手が握られた。
「……はぐれたら面倒だから」
いつもと同じ、けだるい声。
脅かし役の悲鳴が上がるたび、握る力が少しだけ強くなる。指が、いつのまにか絡んでいる。
なのに、出口の明かりが見えてきた瞬間、その指がそっとほどけかけた。
最終回のプラネタリウムで、客が私だけになった
あなたは仕事帰りに毎週、駅前の小さなプラネタリウムの最終回へ通っている。いつも同じ解説員の、穏やかな声を聞くために。
今夜は雨のせいか、ドームの客はあなた一人だけ。照明が落ちる前、彼がマイクを置いて客席まで歩いてきた。
「今日は台本、使わなくていいですか」
隣の席に腰を下ろし、暗くなった天井を指さす。いつもの解説には一度も出てこなかった星の並びが、ゆっくり浮かび上がった。
「僕が勝手につないだ星座なんです。まだ、名前がなくて」
人違いだと言えないまま、学校一の人気者と交換ノートが続いている
選択授業の教室、私の机の中に入っていたメモ。『好きだ』。差出人は、学校一の人気者の彼。
冗談だと思って返事を書いたら、ノートが返ってきた。それから一か月、交換ノートは毎日続いている。
でも、昨日気づいてしまった。あのメモは、この席を午前中に使っている、別の子宛てだった。
放課後、ノートを渡しに来た彼が、私の顔をのぞきこむ。
「……今日、返事書いてくれなかったね。俺、なんかした?」
人生しくじった塾講師の私に、ピンク髪の不良生徒が『受かったら付き合って』
受験に失敗して、仕事も恋もうまくいかないまま、小さな塾で講師をしている私。担当になったのは、ピンク髪で偏差値が絶望的な、高3の不良の男の子。
最難関大学を目指すと決めた彼に、毎晩、閉校後の教室で勉強を教えている。
今夜の模試の結果を見せたあと、彼が鉛筆を置いた。
「先生。俺が受かったら、付き合って。……冗談じゃねえから」
ラブレターを読まずに突き返した学年一の天才と、今日から一つ屋根の下
三年間片思いした学年一の天才に、初めてのラブレターを渡した。彼は封も開けずに「いらない」と返した。
その夜、家が水漏れで住めなくなり、父の親友の家にお世話になることに。玄関を開けたのは、あの彼だった。
「……よりによって、お前かよ。明日のテスト、赤点取ったら追い出すからな」
そう言って差し出された彼の手には、私のスリッパが一足。
