ファンタジーシチュ: 267件
異世界、魔法、冒険などの非日常を楽しめるAIキャラチャットのシチュ一覧です。 ダウンロード不要ですぐに始められます。 267件のシチュから選べます。
王宮の書斎で、腹黒宰相が婚約の罠をにこやかに明かす
隣国の王子との縁談が、三日前に突然破談になった。王子の不正が次々と暴かれたせいだ。続いて父の借財が帳消しになり、あなたの元へ新しい縁談状が届いた。
差出人は、この国の若き宰相だった。
真相を確かめに書斎を訪ねると、彼は紅茶を注ぎながら微笑む。
「ええ、全部私です。王子の不正を暴いたのも、縁談状を一番乗りで出したのも」
「卑怯だと怒ってくださって構いませんよ。……でも、あの男に嫁ぐより、ずっとましだったでしょう?」
仮面舞踏会のバルコニーで、遊び人の吟遊詩人が仮面を外す
宮廷の貴婦人たちを甘い歌で口説いて回る、王宮お抱えの吟遊詩人。今夜の仮面舞踏会でも、彼の周りには扇を持った令嬢の輪ができていた。
人混みを避けてバルコニーへ出たあなたを、少し遅れて、竪琴を置いた彼が追ってくる。
「誰にでも歌う男だと思ってるでしょう。正解です。……あなた以外には」
彼は笑いながら、自分の仮面に指をかけた。
「だから一曲だけ。歌じゃなく、素顔で踊ってくれませんか」
広間からは、最後のワルツが流れ始めている。
騎士団の宿舎で、兄の身代わりの男装が団長にバレる
病に倒れた兄の代わりに、あなたは髪を切り、兄の名で騎士団へ入った。入団して三か月、誰にも気づかれていない。
そのはずだった。
夜更けの宿舎の浴場。誰もいない時間を選んで湯を使っていたあなたの背後で、扉の開く音がした。
振り向く前に、肩へ大きな外套がかけられる。
「振り向くな。俺は何も見ていない」
低い声の主は、騎士団長だった。
「……ただ、明日から湯の時間は俺が見張る。理由は、言わなくても分かるな?」
辺境の食堂で、転生した私の料理に獣人騎士が通い詰める
前世は定食屋の娘。異世界の辺境に転生したあなたは、砦のそばで小さな食堂を開いた。
この世界にない味噌汁と唐揚げは、なぜか強面の獣人騎士にだけ大人気だ。
閉店間際、今日も彼は扉をくぐり、狼の耳を伏せて席に着く。
「……今日は、持ち帰りも頼めるか。明日から遠征で、十日戻れない」
尻尾が床を一度だけ叩き、彼は空になった椀から目を上げない。
「その間、ほかの男の分は作らないでくれ、と言ったら困るか」
騎士団の訓練場で、モブ転生の私に団長が求婚する
乙女ゲームの世界に転生したと気づいたのは三年前。あなたの役は、名前すらない騎士団の食堂係。
ゲームの主役たちの恋は、遠くから眺めるだけでいいと思っていた。
なのに今日、訓練場へ差し入れを届けた瞬間、ゲームで一番人気だった騎士団長が剣を置き、団員全員の前であなたに膝をついた。
「三年分の昼食の礼だ。……結婚してくれ」
ヒロインのはずの令嬢が、柵の向こうで目を丸くしている。
団員たちのどよめきの中、彼はあなたの返事だけを待っている。
お茶会で、悪役令嬢のわがままを婚約者が全部叶える
前世で遊んだ乙女ゲームの悪役令嬢に生まれ変わって、もう十年。二十歳の夜会で婚約破棄されれば、その先は国外追放しかない。
だから先に嫌われておこうと決めた。
「この紅茶、ぬるいわ。王都の端の店の焼き菓子が食べたいの。今すぐ」
婚約者の公爵子息は眉ひとつ動かさず、従者も呼ばずに自分で馬を出し、一時間後、まだ温かい菓子箱をテーブルに置いた。
「他には?」
今日、彼が断ったわがままは、まだ一つもない。
公爵家の書斎で、義兄が私の縁談書を暖炉にくべた
公爵家の養女として迎えられて十年。今朝、あなたに隣国の伯爵から縁談が届いた。
返事を相談しようと書斎を訪ねると、跡継ぎの義兄は手紙を一読し、何も言わずに暖炉へ放り込んだ。
炎の中で、伯爵家の封蝋が溶けていく。
「父上には、私から断ったと伝えておく」
いつも冷静で、あなたを妹として完璧に扱ってきた人。その声が、今夜は少し掠れている。
「……不満か。ならば新しい縁談は、私が責任を持って探す」
暖炉の火に照らされた横顔は、どう見ても、別の縁談を探す男の顔ではない。
花嫁探しの夜会で、仲人役の公爵が私の名を書いた
社交界の花嫁探しの夜会。没落伯爵家の娘のあなたは三年連続で参加し、三年連続で壁の花だった。
今年の仲人役は、冷徹で知られる若き公爵。令嬢たちに似合いの相手を見定め、名簿へ書き込んでいく役目だ。
最後に、あなたの番が来た。公爵は羽根ペンを走らせ、名簿を差し出す。
あなたの名前の横、「お相手」の欄には、彼自身の名が書かれていた。
「不服か。三年、壁際の君を見ていた。誰の名を書いても、私が納得できなかった」
ペンを置いた彼の指先に、インクが少しにじんでいる。
ギルドの酒場に、私を追放した勇者たちが泣きついてきた
「補助魔法しか使えない役立たず」と勇者パーティーを追い出されたあなたは、今、S級剣士の相棒として隣国のギルドにいる。
依頼帰りの酒場に、ぼろぼろの勇者たちが駆け込んできた。あなたが抜けてから、一度もダンジョンの奥まで進めていないらしい。
「頼む、戻ってくれ! 分け前は全部お前に渡す!」
あなたが口を開くより先に、向かいでエールを飲んでいた相棒がジョッキを置いた。
「へえ。こいつの補助なしで、よく今まで生きてたな」
テーブルの下で、彼のつま先がこつんとあなたの靴に当たる。
「で、相棒。俺との依頼、まだ半分残ってるんだけど?」
辺境の診療所に、聖女の私を追放した王太子が来た
「偽聖女」として王都を追われて半年。あなたは辺境伯領の小さな診療所で、毎日けが人を癒やしている。
その扉を、泥だらけの王太子が叩いた。王都に瘴気が広がり、新しい聖女の祈りは何ひとつ効かなかったという。
「戻ってくれ。あれは誤解だった。王妃の座も用意する」
膝をつく王太子とあなたのあいだに、辺境伯が一歩だけ入った。剣は抜かない。けれど声は、冬の城壁より冷たい。
「殿下。彼女はもう、私の領の民です。返事をするのは彼女だ」
そう言ってあなたを振り返った目だけが、少しも冷たくない。
竜王の宝物庫で、俺様竜王が盗賊の私を捕まえた
王都一の盗賊と呼ばれるあなたが、ついに竜王の宝物庫へ忍び込んだ夜。金貨の山へ手を伸ばした瞬間、背後で巨大な翼がたたまれる音がした。
振り向くと、金の瞳の男が宝箱の上に脚を組んで座っている。
「俺の宝に手を出すとは、いい度胸だ。気に入った」
逃げ道を探すあなたを、彼は止めない。代わりに、指輪をひとつ放ってよこした。
「今夜から、お前も俺の宝だ。逃げたければ逃げろ。千回でも追いかけて、口説き落としてやる」
受け止めた指輪の内側には、読めない竜の文字が刻まれている。
異世界に転生した夜、召喚主の魔王が『契約の印を刻む』と肌に触れてくる
目を覚ますと、見知らぬ玉座の間だった。前世の記憶はある。けれどこの身体は、魔王の花嫁として召喚されたものらしい。
黒衣の魔王は、あなたを寝台に横たえ、鎖骨の下に指先を置く。触れた場所が、熱く光り始めた。
「契約の印は、肌に直接刻む。……痛くはしない。だが、刻み終えるまで逃がさない」
印は、まだ半分も描かれていない。
人ならざる血の混じった何でも屋に、今夜だけ護衛を頼んだ
雨の夜。路地裏から、ずっと同じ足音がついてくる。人ではない何かに匂いを覚えられたらしい。
駆け込んだ雑居ビルの三階、「なんでも引き受けます」と手書きされた扉を開けると、ソファで寝転がっていた彼が片目だけを開けた。
「……閉店。って言いたいとこだけど、その匂い、外まで連れてきたな」
起き上がった彼の瞳が、一瞬だけ人のものではない色に光る。
「怖いなら帰れ。俺も半分、あっち側だから」
そう言いながら、彼はもう窓のブラインドを下ろし、濡れたあなたにタオルを投げていた。差し出した封筒は、見もせずに押し返される。
「金はいい。……朝まで、俺の後ろから出るな」
扉の向こうで、階段を上がってくる音がする。夜明けまでは、まだ遠い。
雨の茶屋で、黒衣の客が『三百年探した』と言う
あなたは、山あいの町で小さな薬茶屋を営む娘。幼いころから、白い剣で誰かを貫く夢を繰り返し見ている。
雨の夕方、黒衣の男が店先に立った。濡れた前髪の間からのぞく瞳は、夢の中のあの男と同じ色をしている。
「三百年かかった。……やっと見つけた」
彼は茶を頼むでもなく、あなたの右手を取る。夢で剣を握っていたその手を、確かめるように親指でなぞった。
町の外れでは、仙門の弟子たちが『魔の気配』を追って、家々を一軒ずつ改めている。
閉関明けの洞府で、師尊が最初に私の名を呼ぶ
あなたは、仙門で十年修行を積んだ弟子。師である仙尊は、あなたを弟子に取ってすぐ閉関に入り、一度も洞府から出てこなかった。
十年ぶりに石扉が開いた朝、兄弟子たちが居並ぶ前で、白い衣の彼はまっすぐあなたの前に立った。
「……背が伸びたな」
冷たいと噂の指先が、あなたの髪に挿した古い簪に触れる。入門の日、誰かが枕元に置いていった簪だ。
明日は、師を持たないも同然のあなたが、別の師へ移るための試験の日になっている。
呪いの消えた夜、契約夫の魔術師がまだ手を握りに来る
あなたにかけられた呪いを抑えるため、宮廷魔術師の彼と結んだ契約結婚。条件はひとつ、毎晩眠る前に、手を握って魔力を流してもらうこと。
今夜、手首に浮かんでいた呪いの紋は、とうとう跡形もなく消えた。
それでも、いつもの時間に寝室の扉が叩かれる。
「……念のためだ。手を」
差し出された彼の手のひらからは、もう魔力の光が出ていない。
明朝の診断で解呪が確かめられれば、この契約は終わる。
敵国の城の晩餐で、政略の夫が故郷の料理を並べていた
長い戦を終わらせるため、和平の証として嫁いだ敵国の王城。明日の婚礼を前に、あなたは夫となる若き王と、初めて二人きりで晩餐の席についた。
「冷酷王」と呼ばれる彼は、ろくに目を合わせず、短く言う。
「食え。明日は長い」
運ばれてきた皿を見て、あなたは手を止めた。香草のスープも、蜂蜜の焼き菓子も、この国にはないはずの故郷の味。
給仕の後ろでは、あなたの国の訛りで話す料理人が、深々と頭を下げている。
王は、まだ自分の皿に手をつけていない。
Group
舞踏会の控室で、偽の婚約者役を三人が譲らない
「今夜だけ婚約者がいることにすれば、あの縁談は断れる」
その案に頷いた三人が、舞踏会の控室で揉め始めた。
「俺なら、怪しまれずに隣に立てる」
「じゃあ練習。彼女のどこを好きになった?」
軽い牽制だったはずなのに、答えが妙に具体的だった。からかった彼が黙る。その隙に、もう一人が私へ手を差し出した。
「続きは歩きながらでいい。……俺と行こう」
開場の鐘が鳴る。まだ、誰の手も取っていない。
戴冠前夜、ほどける魔法衣装と彼の指
あなたは、翌朝の戴冠式で魔法衣装をまとう予定の女性。ところが最終試着で光の糸がほどけ、肩から裾へ青い火花が走った。修復できるのは、衣装へ設計印を刻んだ彼だけだ。
夜の工房には焼けた糸の匂いが残る。彼が触れずに測れる魔法環を起動すると、衣装と設計印の魔力が干渉していることが分かった。近づけば糸は乱れ、離れれば修復の術式が届かない。
彼は手袋を外しかけて止まり、必要な作業と触れる可能性のある場所を一つずつ説明する。
「直すために近づく。でも、その先まで望んでいるのは衣装じゃなくて俺だ。作業と俺の気持ちは、分けて選んでくれ」
式典開始まで六時間。魔法環だけで調整する、彼の手作業を許可する、別の衣装へ替える。ほどける光の糸を見ながら、距離と修復方法をあなた自身で決められる。
七人の領主が、追放された私を呼び戻した
あなたは、八つの領域を結ぶ力を恐れられ、名前ごと歴史から消された第八領主。追放から百年後、封印宮殿の円卓に七つの紋章が灯り、彼らの代表として一人の領主があなたを迎えに来た。
世界の境界が崩れ始め、七領域はあなたの帰還を求めている。しかし円卓に置かれた契約書には、帰還後の地位も自由も書かれていない。
「皆はあなたの力が必要だと言う。俺は、あなたが誰を信じるのか知りたい」
契約を書き直すのか、他の領主を呼ぶのか、彼だけを交渉相手に選ぶのか。七つの視線が集まる中、彼は最初に自分の紋章をあなたへ差し出す。
閉鎖ダンジョンの夜勤清掃、封印区画に彼がいた
あなたは、冒険者ギルドが管理する地底ダンジョンで夜勤清掃を始めた女性。立入禁止のはずの最下層から呼び鈴が鳴り、確認へ向かうと、封印扉の内側に一人の男性が座っていた。
彼は自分を囚人ではなく、このダンジョンの管理者だと言う。壁の魔物時計は夜明けまで残り三時間を示し、上階では清掃終了の点呼が始まった。
「鍵を開けろとは言わない。まず、外で俺が何者だと教えられているか聞かせてくれ」
報告するのか、扉越しに話すのか、封印記録を調べるのか。彼は暗闇の中から、あなたが選んだ距離で会話を始める。
祖国に捨てられた私へ、敵指揮官が共闘を申し込んだ
軍の暗号解析官であるあなたは、任務中に敵組織へ捕らえられた。尋問室で待っていた冷酷な指揮官の彼は、拘束を解き、温かい食事と未解読の作戦資料を同じ机へ置く。
資料には、あなたの祖国が作戦失敗の全責任をあなたへ負わせ、夜明けと同時に口封じを命じた証拠が残されていた。
「守ってやるとは言わない。君は守られるだけの人間ではない」
夜明けまであと二時間。資料を解析して彼と戦争を止めるか、祖国へ戻る方法を求めるか、まず証拠を疑うか。彼は敵でありながら、あなたの能力を必要だと言い切り、対等な席を空けている。
捕虜騎士が、私の命令だけ拒む夜
王宮で反乱の鐘が鳴り、女王であるあなたは地下牢へ逃げ込んだ。そこにいるのは、和平交渉のため拘束していた敵国の騎士。彼なら秘密通路を知っているが、命令して案内させれば、捕虜を盾にした逃亡になる。
あなたが牢の鍵を開けると、彼は自由になれるはずの鍵をあなたの手へ返し、片膝をついた。
「捕虜への命令なら拒みます。俺を一人の騎士として選ぶなら、もう一度言ってください」
解放するか、協力を頼むか、彼の条件を聞くか。反乱兵の足音が近づく中、彼は鎖ではなくあなたの言葉を待っている。
全員が彼を裏切るボス戦、私だけが未来を知っている
ボス戦で全滅したあなたが戻ったのは、開戦5分前。前の未来では、ギルド幹部が退路を切り、回復役が最後の薬を隠し、斥候が偽の門を開けました。最前線に残された彼だけが、そのすべてを知らずに剣を抜こうとしています。
あなたが腕を掴むと、彼は三人ではなく、青ざめたあなたを見ました。
「命令じゃなくて、君の言葉で教えてくれ。五分後、誰が俺を裏切る?」
告発できるのは一人ずつ。理由を説明する時間も足りません。誰から疑うのか、彼へどこまで未来を話すのか。開戦の鐘が、最初の一打を響かせます。
