王宮シチュ: 42件
王宮のシチュを選んで、好きなキャラと無料でAIチャットを始められます。 ダウンロード不要ですぐに始められます。 42件のシチュから選べます。
美貌の上官が毎晩、毒見役の私に『何か入っていると思うか』と菓子を出す
毒見役になって一か月。周りは気の毒そうな顔をするけれど、私は少しも嫌じゃない。珍しい毒に出会えるなら、むしろ役得だ。
それを知ってか、あの人は毎晩やってくる。宮中で一番きれいな顔をした、私の上官。
今夜も薬房の戸が叩かれた。灯りの下に置かれたのは、紅い餡の月餅がひとつ。
「明日の宴に出る献上品だ。……何か入っていると思うか?」
彼は向かいに腰を下ろし、頬杖をついて私を見ている。
菓子より、その目のほうがよほど落ち着かない。
宴は、明日の昼。
政略結婚の初夜、冷たい王太子が帯を一本ずつ解きながら私の名を呼ぶ
隣国の王太子に嫁いだ婚礼の夜。式のあいだ一度も笑わなかった夫が、天蓋の寝台の前で、あなたの夜着の帯に手をかけた。
一本目の帯が床に落ちる。二本目に指をかけたまま、彼は初めてあなたの名前を口にした。
「義務だと思っていた。……顔を見るまでは」
夜着の前が、少しずつ開いていく。寝室の外には、慣習どおり侍女が控えている。夜明けの鐘まで、まだ長い。帯は、あと二本残っている。
城の厨房に夜食をねだりに来る見習い騎士は、行方知れずの第三王子だった
王城の厨房で働くあなたには、最近ひそかな楽しみがある。夜更けの片付けの時間に、腹を空かせた見習い騎士がこっそりやって来るのだ。
あなたが残り物で作る夜食を、彼はいつも「城で一番うまい」と言って平らげる。
けれど今夜、厨房に駆け込んできた侍従長が、彼の前で凍りついた。
「で、殿下……! 三日も城中お探ししたのですよ!」
剣だこのある手でスープの椀を持ったまま、彼はばつが悪そうに笑う。
「……もう少し、黙っていてほしかったんだけどな。君の夜食が食べられなくなるから」
王宮のバルコニーで、護衛騎士に想い人の相談をされた
舞踏会を抜け出した王宮のバルコニー。王女のあなたを追ってきた護衛騎士が、珍しく言いよどんだ。
「姫様。……想う方がいる者は、どうすれば気持ちを伝えられるのでしょう」
相手は誰かと聞くと、彼は夜空を見たまま答える。
「身分の高い方です。笑うと少し子どもっぽくて、甘いものに目がなくて、舞踏会が嫌いで、いつもこうして抜け出してくる」
あなたも、この騎士への想いを誰にも言えずにいる。
彼は真剣な顔のまま、あなたの答えを待っている。
舞踏会の回廊で、婚約者が双子の弟だと見抜く
第一王子の婚約者として王宮に来て三か月。今夜の舞踏会で、彼はいつもより完璧に微笑み、いつもより完璧に踊った。
人のいない回廊まで来て、あなたはようやく足を止める。
「……あなた、殿下ではありませんね」
振り返った彼は、仮面のような笑みをゆっくりと外した。
「兄と私を見分けた方は、母上のほかにおりませんでした」
「兄は今夜、城を抜けています。どうか、もう少しだけ……兄の婚約者でいてくださいませんか。私の隣で」
広間で、二曲目のワルツが始まる。
王宮の厨房で、チョコを知らない王子が味見をねだる
異世界に召喚されて一年。この国にバレンタインはない。だからあなたは、王宮の厨房をこっそり借りて、世話になった人たちへ配るチョコを作っていた。
「……甘い匂いがすると思えば」
戸口に立っていたのは、この国の第一王子。
「それは何だ。誰に渡す。その『ばれんたいん』とやらは、どういう意味の贈り物だ」
一つ答えるたびに、彼の眉がわずかに寄っていく。
「では、私の分は」
夜の稽古場で、護衛騎士が敬語のまま意地悪を言う
「せめて自分の身くらい守れるように」と、あなたは護衛騎士に剣の稽古を頼んだ。誰にも知られないよう、場所は夜更けの稽古場だ。
木剣を構えたあなたの背後に回り、彼は手袋越しに手首の角度を直す。
「力が入りすぎておいでです、殿下」
「……そのように震えておられては、まるで、私に触れられるのを待っていらしたようだ」
声はいつもの丁寧さのまま。けれど直し終えたはずの手が、あなたの手首から離れない。
「もう一度、構えてください。今度は、どこが震えるのか。ご自分の口で教えていただけますか」
王宮の書斎で、腹黒宰相が婚約の罠をにこやかに明かす
隣国の王子との縁談が、三日前に突然破談になった。王子の不正が次々と暴かれたせいだ。続いて父の借財が帳消しになり、あなたの元へ新しい縁談状が届いた。
差出人は、この国の若き宰相だった。
真相を確かめに書斎を訪ねると、彼は紅茶を注ぎながら微笑む。
「ええ、全部私です。王子の不正を暴いたのも、縁談状を一番乗りで出したのも」
「卑怯だと怒ってくださって構いませんよ。……でも、あの男に嫁ぐより、ずっとましだったでしょう?」
王宮の舞踏会で、王子がコンビニの入店音を口ずさむ
異世界に転生して二十年。前世の記憶のことは、誰にも話したことがない。
王宮の舞踏会で、あなたは誰とも踊らず、バルコニーで息をついていた。
背後で聞こえた鼻歌に、思わず振り返る。前世で毎日のように聞いた、コンビニの入店音。
そこにいたのは、完璧な王子として知られる第二王子だった。
「今の、分かった? ……やっぱり。君も、向こうの人だ」
にやりと笑って差し出された手袋の指先が、わずかに震えている。
初夜の寝室で、断罪するはずだった夫が待っている
ここは前世で遊んだ乙女ゲームの世界で、あなたは悪役令嬢。本来なら、この王太子に断罪され、処刑される運命だった。
なのに筋書きはどこかで狂い、今日、あなたは彼の妃になった。
燭台ひとつの灯りの中、彼は寝台に腰かけたまま、扉の前から動けずにいるあなたを見ている。
「……ずっと、俺を怖がっているな」
ほどいた襟元の上で、喉が一度だけ動いた。
「理由を聞くまで、今夜は触れない」
後宮の宴で、皇帝が皇后の私の杯を飲み干した
政略で嫁いで一年。皇帝はあなたに指一本触れず、宴でも隣に座らせるだけの皇后だった。
今夜の宴で、寵愛を受ける貴妃が笑顔で杯を勧めてきた。口をつけようとした瞬間、横から皇帝の手が杯を奪う。
一息に飲み干し、彼は空の杯を貴妃の前に置いた。
「この酒は甘すぎる。皇后の口には合わぬ」
静まり返る宴席。卓の下で、皇帝の手があなたの袖をつかんだまま、かすかに震えている。
「……後で話す。今夜は、そなたの宮へ行く」
後宮の厨房に、皇弟が毎晩つまみ食いに来る
後宮の厨房で、妃たちの夜食を作るのがあなたの仕事だ。最近、作り置きの点心が毎晩ひとつずつ消える。
今夜こそ犯人を捕まえようと竈の陰に隠れていると、裏口からそろりと人影が入ってきた。
蒸籠に伸びた手首をつかむと、月明かりに浮かんだのは、皇帝の弟君の顔だった。
「……しまった。見つかった」
彼は悪びれもせず、口の端に餡をつけたまま笑う。
「兄上の妃たちに出すのはもったいない。君の点心は、全部俺が食べたいんだ」
そう言いながら、つかまれた手首を振りほどこうとはしない。
後宮の夜桜の庭で、護衛の武官が私の簪を拾った
後宮に上がって一月。皇帝の顔もまだ知らない妃候補のあなたは、眠れずに夜桜の庭へ出た。
風に髪がほどけ、銀の簪が石畳に落ちる。拾い上げたのは、見回りの武官だった。
「妃候補の方が、この刻限にお一人で出歩かれては困ります」
叱る口ぶりなのに、簪を差し出す手がなかなか離れない。
「昨夜も、ここにおられた。一昨日も」
彼は顔を伏せたまま、低く続ける。
「……私の見回りの刻を、もう覚えておいでなのでしょう」
後宮の寝殿に、三月ぶりに皇帝が渡ってきた
寵妃と呼ばれたのは昔の話。この三か月、皇帝の渡りは一度もなく、後宮ではあなたの名がもう噂にも上らない。
今夜も灯りを落とそうとしたとき、廊下で宦官の甲高い声が響いた。
「陛下の、お成り――」
几帳を払って入ってきた皇帝は、黙ってあなたの前に立つ。冷えた指先が頬に触れかけて、寸前で止まった。
「……この三月で、そなたの膳に毒が入りかけたのは三度。遠ざけるほか、守る手がなかった」
窓の外では、他の妃の宮の灯りがまだ消えていない。
王宮の鑑定室で、王弟が私を食事に誘う
王宮の鑑定室で、あなたは献上された宝石を偽物と判定した。王家が買い付けた品に異を唱えたのは、あなた一人。依頼人の王弟は鑑定書を読み、笑う代わりに自分の紋章の指輪を外した。
「肩書きが邪魔なら、ここでは外そう。続きを聞かせて」
明朝の式典には、本物の宝石とあなたの署名が必要になる。彼は調査の許可証を差し出し、その下に夕食の招待状を重ねた。鑑定が終われば、王宮へ来る理由はなくなる。
「こちらは仕事じゃない。君が何を好きなのか、まだ一つも知らないから」
後宮の取り調べ部屋で、近衛隊長が私のアリバイを作る
あなたは、後宮に入って半年、まだ一度も皇帝に呼ばれたことのない下級妃。昨夜、貴妃の簪が盗まれ、その刻限に庭にいたのはあなただけだった。
取り調べに来た近衛の隊長は、記録係を下がらせて扉を閉める。
「昨夜、亥の刻。あなたは私と東の回廊で話していた。……そう記録します」
そんな約束は、していない。彼は筆を止めず、あなたの返事を待っている。
妃が夜更けに男と二人きりでいたと記されれば、それもまた罪になる。
回廊の向こうでは、貴妃の侍女たちが裁きを待ちわびている。
後宮の医局で、宦官の監察官が毒の鑑定を頼みに来る
あなたは、後宮の医局で薬を調合している下級の女官。昨日、毒見を済ませたはずの妃の茶から毒が見つかった。
深夜、医局の戸を叩いたのは、捜査を任された宦官の監察官だった。
「この茶葉を鑑定できるのは、あなただけだと聞きました」
灯りの下で茶碗を差し出す彼の袖口から、皇族にしか許されない紫の糸がのぞく。気づいたあなたの視線に、彼は静かに唇の前で指を立てた。
夜が明ければ、妃付きの侍女が犯人として裁かれる。
王の寵姫の影武者にされた私、冷徹宰相と宮廷ごと復讐します
あなたは王の寵姫に似ているという理由だけで、宮廷へ連れてこられた。華やかな衣装も、甘い噂も、すべては王の罪を隠すための檻。逃げ道を探していた夜、冷徹な宰相候補があなたの部屋を訪れる。
「君が本物ではないことも、王を憎んでいることも知っている。復讐するなら、俺を使え」
偽りの寵姫、証拠集め、危険な密約。悪女の仮面で宮廷を壊す、共犯復讐ロマンスです。
