コメディシチュ: 87件
コメディのシチュを選んで、好きなキャラと無料でAIチャットを始められます。 ダウンロード不要ですぐに始められます。 87件のシチュから選べます。
対バン当日の控室で、ライバルバンドのボーカルと鉢合わせ
あなたは、ガールズバンドのボーカル。今夜の対バン相手は、SNSで何度もあなたのバンドを煽ってきたライバルバンドだ。
ライブハウスの手違いで、控室は両バンド共用。あなたが入ると、向こうのボーカルが鏡の前で喉スプレーをしていた。
「今日、そっちが先攻だっけ。客、温めといてね」
「そっちこそ、私たちのあとで客が残ってるといいね」
言い合いの最中、彼はあなたのマイクスタンドの高さを、黙って直す。
「……そのスタンド、いつも低すぎ。せっかく声出るのに、喉が詰まってる」
あなたのライブを、客席の後ろで見ていなければ分からないはずのことだ。
本番まで、あと一時間。
女性用風俗の面接室で、真面目すぎる応募者の実技審査
あなたは、女性用風俗の店を任されている女性店長。今日は新人セラピストの採用面接だ。
最後の応募者は、スーツにネクタイを締め、履歴書に「趣味:筋トレ、資格:マッサージ検定二級」と書いてきた男だった。
「本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございます。実技審査、よろしくお願いいたします!」
深々と頭を下げたあと、彼はメモ帳を取り出す。
「女性が喜ぶ触れ方について、事前に三十ページほど調べてまいりました。ですが、実践経験はございません。……店長、ご指導いただけますか」
真面目な顔のまま、彼はあなたの前でネクタイをほどき始めた。
南国ロケのビーチで、担当俳優が日傘から逃げ回る
あなたは、人気俳優を担当する新人マネージャー。写真集の撮影で南の島に来ている。
事務所からの指示はただ一つ。「絶対に日焼けさせないこと」。夕方の本番撮影まで、休憩はあと三時間ある。
なのに本人は、目を離すたびに日傘の下から抜け出して、裸足で波打ち際へ走っていく。
「だって、こんな海、次いつ来られるかわかんないじゃん」
あなたが日傘を抱えて追いかけると、彼は浅瀬で振り返り、水をすくってかけてくる。スタッフの笑い声が遠くで上がった。
「捕まえたら、言うこと聞いてあげる。……ほら、マネージャーさん。俺のこと、ちゃんと見張っててよ」
南の島の挙式会場で、天敵の新郎友人と腕を組まされる
あなたは、親友の南国挙式でブライズメイドを務める招待客。ビーチの式場に着くなり、新郎側の付き添い役と並んで歩くよう言い渡された。
相手は、大学時代からことあるごとに言い争ってきた新郎の親友。
「花びら、撒く角度が違う。新婦の顔に当たる」
「そっちこそ指輪の箱、逆さまだけど」
リハーサルのたびに小声でやり合い、プランナーに三回止められた。それなのに本番の入場直前、砂に取られたあなたのヒールを見て、彼は黙って腕を差し出す。
「転ばれたら俺の評価まで下がる。……掴まっとけ」
夜のガーデンパーティーでは、二人で踊る演目まで決まっている。
山道の無人販売所で、代金箱の文通相手と鉢合わせる
あなたは、地方の支店に転勤して半年の会社員。毎週土曜、峠道の途中にある野菜の無人販売所に寄るのが楽しみになった。
トマトもキュウリも、驚くほどおいしい。三か月前、代金と一緒に「とてもおいしかったです」とメモを入れた。翌週、値札の裏に、太い鉛筆で返事があった。
『ありがと。来週はトウモロコシ』
それから毎週、代金箱ごしのやりとりが続いている。先週は、少し調子に乗って書いた。
『このトマトを作った人と、結婚したいです』
今朝、販売所に車を停めると、棚の前に軽トラが止まっていた。麦わら帽子の男の人が、トマトの箱を並べている。思っていたよりずっと若くて、ずっと背が高い。
彼は、あなたの手の中のいつもの花柄のメモ用紙を見て、手を止めた。首のタオルで顔を拭いて、作業着のポケットから、先週のメモを出す。
「……これ書いたの、あんた?」
日に焼けた耳が、赤い。
「本気なら、畑、見に来る?」
田舎の農協で、本社から来たエリートが長靴を履けずにいる
あなたは、地元の農協で働く職員。生まれも育ちもこの町。
今週から、都会の本社から来たという男の人が、あなたの部署に配属された。高そうなスーツ、磨いた革靴、隙のない敬語。噂では、本社で上司と揉めて、半年の地方勤務になったらしい。
初日の午後。あなたが案内役として、組合員さんの田んぼへ連れていくことになった。
軽トラの荷台から長靴を渡すと、彼は固まった。
「……これを、履くんですか。この、スーツで」
しかも、片足を入れたまま、バランスを崩してあぜ道の側溝に落ちかけた。とっさにあなたが腕をつかむ。
泥だらけの片足を見下ろして、彼は深いため息をついた。それから、悔しそうに、でも初めて素直な声で言った。
「……すみません。ここでは、あなたが上司です。全部、教えてください」
召喚の間で、宮廷魔術師が『帰し方を知らない』と白状する
あなたは、会社帰りの駅の階段で光に包まれ、気づけば石造りの広間に立っていた。足元には光る魔法陣。
目の前で、ローブ姿の若い男が膝から崩れ落ちる。
「せ、成功した……! 聖女様、ようこそおいでくださいました!」
宮廷魔術師だという彼は、国を救う聖女の召喚に、七年かけて成功したらしい。喜びのあまり泣いている。
あなたが「帰れますよね?」と聞くと、彼の涙が止まった。
「……え?」
長い沈黙。彼は分厚い魔導書を、震える手でめくり始めた。最後のページまでめくって、もう一度最初から。
「あの、その、召喚の研究に七年かけたので……」
眼鏡がずり落ちる。
「帰すほうは、まだ、一行も……」
彼氏の部屋で、推しの抱き枕がベッドを占領している
あなたは、オタクの彼氏の部屋に初めて泊まりに来た会社員。
部屋は思ったより片付いていた。棚にフィギュアが整列していて、壁にはポスター。そこまでは、付き合う前から聞いていた。
シャワーを浴びて戻ると、ベッドの真ん中に、等身大の抱き枕が寝ていた。描かれているのは、彼の推しの女の子。はだけた衣装で、こちらに微笑んでいる。
「あっ、いや、それは、毎晩の習慣で、その」
慌ててクローゼットにしまおうとする彼の腕から、抱き枕を取り上げてみる。思ったより重い。思ったより、使い込まれている。
「……妬いた?」
彼がおそるおそる聞いて、それから、少しだけ意地悪な顔になった。
「じゃあ今夜は、本物で練習の成果、見せないとな」
閉店前のゲームセンターで、無口な常連が乱入してくる
あなたは、仕事帰りにゲームセンターの格闘ゲームで遊ぶのが息抜きの会社員。
閉店三十分前。いつもの台に座ってコインを入れたとたん、画面に『挑戦者が現れました』。
向かいの台に座っていたのは、いつも隅の台で黙々とコンボ練習をしている常連の男の人。パーカーのフードをかぶって、誰とも喋らない。
結果は、あなたの一本勝ち。
しばらくして、彼が台の向こうから回り込んできた。あなたの横に立って、画面を見たまま、ぼそっと言う。
「……今の、最後の起き攻め」
台の端に、百円玉が一枚置かれた。
「もう一戦。俺が勝ったら、今の、どこで覚えたか教えて」
フードの下で、彼の口元がほんの少しだけ笑っていた。
深夜のアパートで、隣の彼が同じアニメに号泣している
あなたは、一人暮らしのアパートに住む会社員。毎週木曜の深夜一時、隣の部屋からアニメの音が聞こえてくる。
今夜は特にひどい。壁越しに、男の人の声で「うわああ」「そこで!?」「無理……」と悲鳴まで聞こえる。
寝間着の上にカーディガンを羽織って、隣のチャイムを押した。
出てきたのは、目を真っ赤にした眼鏡の男の人。手にはタオル。背後のテレビには、あなたも毎週こっそり観ている作品のエンディングが流れていた。
「す、すみません! 音、うるさかったですよね……!」
平謝りしたあと、彼は涙声のまま、どうしても我慢できないというふうに続けた。
「……あの、いや、関係ないんですけど。今週の、観ました? 観てないなら、ネタバレしないように黙ってるんで……」
来週は、最終回だ。
戦隊ピンクの私の秘密の恋人は、毎週戦っている悪の組織の幹部
私は、街を守る戦隊のピンク。そして、付き合って一か月の彼は、毎週戦っている悪の組織の幹部。
今日の昼も、廃工場で本気で殴り合った。夜、待ち合わせの映画館の前に、頬に絆創膏を貼った彼が立っている。
「……今日の蹴り、本気だったでしょ。痛かった」
ポップコーンを二つ抱えて、彼が拗ねた顔で笑った。
人間UFOキャッチャーで、吊られたアイドルを私が操る
『人間UFOキャッチャー』。天井から吊るされた巨大なアームに、ハーネスをつけた彼が胴体ごと挟まれて、ゆらゆら揺れている。
操作レバーを握るのは、ゲスト出演のゲーム実況者、あなた。景品棚には『豪華ディナー』『罰ゲーム』『一日デート券』の札が並んでいる。
「ちょっと待って、揺らさないで! ……ほんとに、落とさないで」
宙ぶらりんの彼が、カメラに聞こえない声で付け足した。
「……できれば、一番右の棚にして」
残りクレジットは、あと一回。
パイ投げのセットで、クリームまみれの彼が「もう一回」
罰ゲームの定番、パイ投げ。今回、投げる係に選ばれたのは、観覧に来ていたあなただった。
一投目は見事に命中した。生クリームが前髪からまつげまで垂れて、真っ白な顔の中で彼が瞬きをする。
スタジオが沸く中、彼はクリームを指で拭って、それをぺろりと舐めた。
「……甘。あんた、投げるの上手すぎ」
スタッフが二枚目のパイを持ってくる。台本では一投だけのはずだった。
彼は顔を拭かずに、もう一度目を閉じた。
「いいよ、もう一回。……今度は、ちゃんと正面から来て」
幼稚園セットで、スモックのアイドルが「せんせい」と甘える
『アイドル、幼稚園に入園する』。番組の新企画で、メンバーいちばんの長身の彼が、水色のスモックと黄色い帽子で体操座りしている。胸の名札には平仮名で彼の名前。
体操のお姉さん役として呼ばれたのは、ダンス講師のあなただった。
「せんせい、おはようございます!」
全力の園児声でそう言ったあと、彼は膝を抱えたまま、小さな声で続けた。
「……このスモック、ちっちゃすぎて腕あがんないんだけど。せんせい、手伝って?」
体操の時間まで、あと五分。お遊戯会の練習と、お昼寝の時間も台本に入っている。
連続
家事代行先のリビングで、彼に契約結婚を持ちかける
週に一度、家事代行で通っている彼の部屋。
派遣切りで仕事も家も失うと決まった日、あなたは掃除機を止めて言った。
「住み込みで雇ってもらえませんか。……形は、結婚で」
真面目で、恋愛経験がなくて、理屈っぽい彼は、たっぷり十秒固まってから眼鏡を押し上げた。
「……条件を、詰めましょう」
彼の両親が来るのは、来週末。
二十年来の幼なじみと、目が覚めたら同じベッドだった
頭が痛い。見覚えのない天井。……いや、見覚えはある。幼なじみの部屋だ。
隣で、上半身裸の彼が目を開けた。
二人とも、たっぷり十秒は黙っていた。
「……おはよう」
「……なにこれ」
二十年、一度も異性として見たことはなかった。お互いの恥ずかしい話なら全部知っている。
なのに、今朝の彼は、なぜか知らない男の顔をしていた。
彼氏を実家に連れて来たら、弟が面接官のように腕を組んで待っていた
付き合って一年の彼を、初めて家族に紹介する日。玄関を開けると、リビングのソファの真ん中に弟が座っていた。
腕を組み、脚を組み、テーブルには手書きの『質問リスト』。
「どうぞ、お座りください」
普段は生意気で、姉のことなんかどうでもよさそうにしているくせに。
「では一問目。姉ちゃんの好きな食べ物を三つ。……一つでも外したら、帰ってもらいます」
一人暮らしを始めた弟から、初日の夜に『カレーってどう作るの』と電話
弟が実家を出て一人暮らしを始めた、その日の夜。スマホにビデオ通話がかかってきた。
画面には、段ボールに囲まれた狭いキッチンと、玉ねぎを片手に途方に暮れた弟の顔。
「……別に寂しくて電話したわけじゃないから。カレーの作り方、聞きたいだけ」
鍋からは、すでに焦げた匂いがしてきそうな湯気が上がっている。
「うちのカレー、何入ってたっけ。……姉ちゃんが作るやつの味にしたいんだけど」
免許を取ったばかりの私の助手席で、兄が手すりを握りしめて動かない
ついに取った運転免許。初めての公道練習に付き合ってくれると言ったのは、兄の方だった。
「いいか、焦るな。俺がついてる。何があっても大丈夫だ」
頼もしい言葉とは裏腹に、助手席の兄は、シートベルトを二回確かめ、天井の手すりを両手で握りしめている。
ウインカーを出しただけで、兄の肩が跳ねた。
「……今のは、確認だ。ビビったわけじゃない」
初デートの待ち合わせ場所に、なぜかシスコンの兄が先に来ている
人生で初めてのデート。三十分も早く待ち合わせの駅前に着いたのに、そこにはもう見慣れた背中があった。
サングラスに帽子、新聞。……どう見ても、うちの兄だ。
「偶然だな。俺も、ちょうどここで新聞を読みたかったんだ」
新聞は逆さまだった。
「相手はどんな奴だ。年収は。前科は。……いや、言わなくていい。俺が見て判断する」
娘の名門校面接の前夜、契約夫が『仲のいい夫婦の練習をしよう』と言い出す
身寄りのない女の子を引き取った人と、形だけの夫婦になって半年。私たちは、家族を演じている。
明日は娘の名門校の面接。両親の仲の良さも見られる、と聞いた夫は、娘が寝たあとのリビングで、几帳面に想定問答のメモを広げた。
「質問。『奥様の好きなところは?』」
私が答えに詰まると、彼は顔色ひとつ変えずに続けた。
「では僕から。……笑うと、目尻が下がるところ」
練習だ。これは練習のはずだ。
面接まで、あと十二時間。
解散した漫才コンビの元相方が、十年ぶりに同じ舞台袖に立っていた
十年前、あなたは男女の漫才コンビでボケを担当していた。コンビは決勝の一歩手前で突然解散し、相方だった彼は芸能界から姿を消した。
今はピン芸人として細々と舞台に立つあなた。今夜の劇場の出演者表に、懐かしい名前を見つけて目を疑う。
舞台袖の暗がりで、ネタ帳を手にした彼が振り返った。
「……久しぶり。急に代打で呼ばれたんだ。お前が出るって、聞いてなかった」
出番まで、あと十五分。客席の笑い声が、薄い幕越しに聞こえてくる。
「十年前のネタ、まだ覚えてるか。――ツッコミ、空いてるんだけど」
初デートのゲーセンで、クールな彼がクレーンゲームに熱くなる
初デートの帰り道、少しだけ寄ったゲームセンター。あなたが何気なく「あのぬいぐるみ、かわいい」と言ったのが始まりだった。
友人の紹介で知り合った、年上で、いつも無表情で、何をしても完璧にこなす彼。
その彼が、百円玉を積み上げ、クレーンゲームのガラスに額がつきそうな距離でアームの角度を見ている。
十五回目。ぬいぐるみは、また落ちた。
「……今のは、アームが弱い」
財布から千円札を取り出し、両替機へ向かいかけて、彼は振り返った。
「あと一回だけ。いいか?」
城下の市場で、人間の街が初めての竜の王子と初デート
人間の王国と竜の国の和平の証として、あなたは竜の王子の案内役を任された。今日は、彼の希望で城下の市場へ。
「人間は、好いた相手と街を歩くことを『でえと』と呼ぶと聞いた。今日のこれは、でえとか」
人の姿をとった王子は、金色の瞳であなたを見下ろし、大真面目に尋ねてくる。
果物屋の前で立ち止まり、林檎を一つ手に取った彼は、代金の代わりに懐から握りこぶしほどの宝石を出そうとした。
「足りないか? ならば、もう一つ」
