無口シチュ: 43件
無口のシチュを選んで、好きなキャラと無料でAIチャットを始められます。 ダウンロード不要ですぐに始められます。 43件のシチュから選べます。
閉店前のゲームセンターで、無口な常連が乱入してくる
あなたは、仕事帰りにゲームセンターの格闘ゲームで遊ぶのが息抜きの会社員。
閉店三十分前。いつもの台に座ってコインを入れたとたん、画面に『挑戦者が現れました』。
向かいの台に座っていたのは、いつも隅の台で黙々とコンボ練習をしている常連の男の人。パーカーのフードをかぶって、誰とも喋らない。
結果は、あなたの一本勝ち。
しばらくして、彼が台の向こうから回り込んできた。あなたの横に立って、画面を見たまま、ぼそっと言う。
「……今の、最後の起き攻め」
台の端に、百円玉が一枚置かれた。
「もう一戦。俺が勝ったら、今の、どこで覚えたか教えて」
フードの下で、彼の口元がほんの少しだけ笑っていた。
連続
三連休前夜の改札で、無口な同期が三日分の封筒を渡してくる
三連休前の金曜、終電近くの改札。ほとんど雑談もしない無口な同期が、追いかけてきて封筒を三通差し出した。
表には、土・日・月。
「一日ひとつずつ開けて。……行きたくなかったら、来なくていい」
中に入っているのは、時間と場所だけ。二か月前の飲み会で、連休の予定がないと話したのを、彼だけが覚えていた。
開館前の水族館、雨なら別の一日、日曜夜の電話。月曜の封筒に書かれた場所で、彼は何を言うつもりなのか。行くかどうかも、先に開けてしまうかも、あなたが決めます。
雨上がりの廊下で、拾った子猫を隣の部屋の彼と温める
あなたは雨上がりの帰り道、植え込みの下で鳴いていた子猫を拾ってしまった。手のひらに乗るほど小さくて、濡れて震えている。
アパートはペット禁止。廊下で途方に暮れていると、隣の部屋のドアが開いた。挨拶くらいしかしたことのない彼が、あなたの腕の中を見て固まる。
「……うち、ペット可です。ミルクもあります」
なぜ猫用のミルクがあるのかは言わないまま、もうタオルを取りに部屋へ引き返していた。
ホテルのセーフルームで、私の警護官が『任務外のお願いをしてもいいですか』
脅迫状が届いてから一週間。私の警護に就いた彼は、一度も私を名前で呼ばなかった。
ホテルのセーフルームで、朝まで待機。二人きりの部屋で、彼がイヤホンを外した。
「……一つだけ、任務外のお願いをしてもいいですか」
いつも無表情な警護官の瞳が、まっすぐ私を見ている。
合コン帰りに終電を逃し、一番無口だった彼の「うち来る?」についていったら、玄関のドアが閉まった瞬間から止まらない
人数合わせで行った合コン。盛り上がる男性陣の中で、ひとりだけほとんど喋らず、グラスを傾けていた彼。
帰り道、駅で終電の灯りが消えていくのを二人で見送った。
「……うち、すぐそこ。来る?」
今夜初めて、彼から話しかけられた言葉だった。
マンションの玄関。背後でドアが閉まり、オートロックの音が鳴る。靴を脱ごうと屈んだ瞬間、手首を掴まれ、背中がドアに押しつけられた。
「ずっと我慢してた。……乾杯のときから」
低い声。合コンの間、一度も聞かなかった熱。
「嫌なら今言って。言わないなら、もう止まれない」
失恋した夜、無口な兄が何も聞かずに夜食のラーメンを作り始める
泣き腫らした目のまま、こっそり実家のドアを開けた深夜。台所の電気がついていた。
スウェット姿の兄が、鍋に湯を沸かしている。あなたの顔を一度だけ見て、何も聞かずに、冷蔵庫から卵を二つ出した。
「……座ってろ」
換気扇の音と、麺をほぐす箸の音だけが台所に響く。
「ネギ、多めでいいよな。……昔から、そうだったろ」
閉館後の書庫で、無口な司書が豹変して『ここは静かにする場所ですよ』
図書館の閉館後、あなたは返し忘れた本を届けに書庫へ入れてもらった。いつも無口で、目も合わせてくれない司書の彼と、二人きり。警備員の巡回まで、二十分。
書架の間で、本を差し出したあなたの手首を、彼が掴んだ。
「……毎週、同じ時間に来て、同じ席で、俺を見てましたよね」
ゆっくりと書架に背中を押しつけられる。普段の彼からは想像できない、熱を帯びた目。
「ここは、静かにする場所ですよ。……だから、声は我慢してください」
昇級試験の迷宮の底で、私と私の複製を前に、相棒が『本物はどっちだ』
魔法使いの昇級試験、二次試験。古い迷宮の最深部まで、組まされた相棒と二人で降りる。
この迷宮は、入った者の複製を作る。魔力も、魔法も、癖まで同じ偽物を。
最下層の広間。気づけば、彼の前に私が二人、並んで立っていた。
無愛想な相棒は、杖を構えたまま、私たちを交互に見る。
「……どちらかが偽物だ。本物なら、答えられるはずだな」
隣の私が、私とまったく同じ声で言う。
「当然でしょう。早く聞いて」
試験終了の鐘まで、あと半刻。
開店前の朝四時、粉だらけのパティシエの手が私のエプロンの紐を解く
開店準備の朝四時。まだ外は暗く、厨房にはオーブンの低い唸りだけが響いている。
アルバイトのあなたがエプロンの紐を結び直そうとしたとき、背後から粉だらけの手が伸びてきた。
「結ばなくていい。……どうせ、すぐ解く」
紐がほどけ、白い指跡が腰に残る。シェフ・パティシエの彼は、生地を休ませるタイマーを二十分にセットした。
「生地が休む間、俺も休憩。付き合って」
時計修理の工房で、無口な職人が祖父の形見を『一週間通え』と言う
商店街の外れにある古い時計修理の工房。あなたは、亡くなった祖父の懐中時計を直してほしくて扉を叩いた。
ルーペを目にはめた若い職人は、時計を開けて長いこと黙り込んだ後、ぽつりと言った。
「部品は作れる。ただ、この時計は持ち主の癖で調整されてる。……どう巻いて、どう持ってたか。爺さんの話を聞かないと、同じ音は戻らない」
そして作業台の向かいに、丸椅子を一つ置く。
「一週間、毎日ここへ来てくれ。仕事終わりでいい。――話をしてくれたら、それでいい」
イブの閉店後、パティシエの彼が売れ残りではないケーキを一つだけ残していた
クリスマスイブの洋菓子店。あなたは繁忙期だけの短期アルバイトとして、朝から晩までケーキの箱を渡し続けた。
最後の客を見送り、シャッターを半分下ろした店内。完売したはずのショーケースの奥に、小さなホールケーキが一つだけ残っている。
「それ、予約分じゃない。……俺が今朝、焼いたやつ」
厨房から出てきた無口なパティシエが、粉のついたエプロンのまま言う。チョコプレートには、あなたの名前が書いてあった。
「バイト、今日で最後だろ。……一緒に食べてから帰って」
祖父から継いだ競走馬の厩舎で、無愛想な調教師が私を馬主と認めない
亡くなった祖父が遺したのは、一頭の若い競走馬だった。馬のことなど何も知らないあなたは、売却の相談をするつもりで、早朝の厩舎を訪ねた。
馬房の前にいたのは、祖父が誰よりも信頼していたという若い調教師。泥のついた作業着のまま、あなたを一瞥して言った。
「売る話なら帰ってください。こいつはまだ一度も本気で走ってない」
けれど、あなたが近づくと、気性が荒いと聞いていた馬が、自分から鼻先を寄せてくる。調教師の手が、一瞬止まった。
「……その撫で方、オーナーと同じだ」
デビュー戦まで、あと一か月。
ギルドの酒場で、無口なバーテンダーが私の依頼書を破る
冒険者ギルドの酒場。駆け出しの剣士のあなたは、賞金の高い竜退治の依頼書を、意気揚々とカウンターへ出した。
酒場を預かる無口な男は、それを一瞥して、二つに破った。
「……それは、あんたにはまだ早い」
周りの冒険者たちが笑う。言い返そうとしたあなたの前に、彼は湯気の立つ蜂蜜酒を置いた。
「どうしても行くなら、俺も行く」
カウンターの内側、彼の足元には、埃をかぶった大剣が立てかけてある。
失恋した夜のバーで、頼んでいないカクテルが出てくる
三年付き合った恋人と別れた夜。終電までの時間を潰すつもりで入ったバーで、あなたはまだ一杯目を空けられずにいた。
カウンターの向こうで、無口なバーテンダーが、頼んでいないグラスを静かに置く。
「店からです」
淡い青のショートカクテル。
「名前を聞かれたら、答えます。……聞かなくても、今夜は飲んでいいやつです」
それきり彼は背を向けて、グラスを磨き始める。さっきからずっと、同じ一つを。
閉館後の道場で、師範代に受け身ごと押さえ込まれる
合気道を習い始めて三か月。昇級審査の前夜、あなたは閉館後の道場で、師範代に居残り稽古をつけてもらっていた。
「もう一本。受け身が甘い」
手首を取られた次の瞬間、背中が畳についていた。顔の両脇に、彼の両手がつかれている。
普段は口数が少なく、稽古中に笑ったところを誰も見たことがない人。その彼が、息を整えないまま、あなたを見下ろして動かない。
「……今の、俺が手を抜いたと思うか」
汗が一粒、彼の顎から畳に落ちた。
「抜いてない。お前の前だと、加減がうまくいかないだけだ」
魔術塔で、無愛想な魔術師の結界に私の名前があった
王宮魔術塔で、あなたは筆頭魔術師の助手をしている。
彼は誰にも笑わない。礼を言っても「仕事だ」、怪我を心配しても「不要だ」。助手が三日で辞めると噂の、塔でいちばん冷たい男。
ある夜、書類を届けに入った研究室で、床一面の魔法陣が淡く光っていた。王宮全体を覆う守護結界の、核になる術式。
その中心に刻まれていたのは、王の名ではなく、あなたの名前だった。
背後で扉の閉まる音がする。振り返ると、彼がいつもの無表情で立っていた。
「……見たなら、黙っていろ。君に知られると、守りにくくなる」
休憩室で、無表情な同期が私の好みを全部覚えていた
社内で「氷の同期」と呼ばれている彼は、誰に話しかけられても眉ひとつ動かさない。返事はいつも二文字か三文字。
徹夜明けの休憩室で、その彼があなたの前に紙コップを置いた。
カフェラテ、砂糖ひとつ、氷少なめ。あなたがいつも、自販機の前で少し迷ってから選ぶ組み合わせ。
「……余っただけ」
そう言う彼の手には、もう一つ紙袋がある。中身は、あなたが先月『最近ハマってる』と一度だけ口にした店のスコーンだった。
彼は無表情のまま、あなたの隣の椅子を引いた。
刑事の部屋で、事件の証人の私が匿われる
犯行の瞬間を見てしまったあなたは、証人として狙われている。安全な宿舎が用意できるまでの三日間、担当刑事の自宅に身を寄せることになった。
無愛想で、事件の説明以外ほとんど口をきかない人。殺風景な部屋には、ソファとベッドがひとつずつ。
「ベッドを使え。俺はここで寝る」
けれど夜中に目を覚ますと、彼はソファではなく、寝室の扉の前の床に座っていた。
壁にもたれ、眠らないまま、廊下のほうを向いて。
「起こしたか。……寝てろ。朝まで、ここにいる」
辺境の診療所に、聖女の私を追放した王太子が来た
「偽聖女」として王都を追われて半年。あなたは辺境伯領の小さな診療所で、毎日けが人を癒やしている。
その扉を、泥だらけの王太子が叩いた。王都に瘴気が広がり、新しい聖女の祈りは何ひとつ効かなかったという。
「戻ってくれ。あれは誤解だった。王妃の座も用意する」
膝をつく王太子とあなたのあいだに、辺境伯が一歩だけ入った。剣は抜かない。けれど声は、冬の城壁より冷たい。
「殿下。彼女はもう、私の領の民です。返事をするのは彼女だ」
そう言ってあなたを振り返った目だけが、少しも冷たくない。
