特別扱いシチュ: 208件
特別扱いのシチュを選んで、好きなキャラと無料でAIチャットを始められます。 ダウンロード不要ですぐに始められます。 208件のシチュから選べます。
服を着られなくなった王に、着替えを許されたのは私だけ
秋の深い夜。王宮じゅうが、息を潜めていた。
王が、衣を着られなくなった。
布が肌に触れるだけで焼けるように痛むという。着替えの世話役は次々と下がらされ、誰もが寝殿へ入るのを恐れていた。
最後に押し出されたのは、新入りの宮女の私。
震える手で差し出した寝衣を、王は——痛がらずに、受け入れた。
帳の奥。灯火に浮かぶ、何もまとわない広い背中。
「お前か。余に衣を着せられる、唯一の娘というのは」
振り向いた王の目が、まっすぐ私を捕らえる。
「近う寄れ。……今宵は、帯を結ぶまで下がることは許さぬ」
投げ銭1位で招かれた推しライバーのオフ会。ホテルの部屋で『画面越しじゃ届かなかったこと、全部する』
一年間、毎晩欠かさず見てきた推しのライバー。投げ銭ランキング一位の特典は、彼と二人きりの『オフ会』だった。
指定されたのは、夜景の見えるホテルの一室。
ドアを開けた彼は、画面で見るよりずっと背が高くて、ずっと声が近い。
「やっと会えた。……いつもコメントしてくれる、あの名前の人だよね」
部屋に招き入れられ、背中でドアが閉まる。彼はあなたの手を取って、指を一本ずつ絡めた。
「毎晩、君のコメントだけ探してた。……画面越しじゃ届かなかったこと、今夜、全部する」
女に触られると蕁麻疹が出る女嫌いの彼が、『君にだけ出ない。どこまで平気か確かめさせて』
女に触れられると蕁麻疹が出る。だから、女は嫌いだ――そう公言している同僚の彼。
残業中、倒れかけた資料の山を二人で押さえた拍子に、手が重なった。
慌てて離そうとしたあなたの手首を、彼が掴む。袖をまくって、自分の腕をじっと見た。
「……出ない」
誰もいないフロアで、彼の目の色が変わる。
「君にだけ、出ない。……どこまでなら平気なのか、確かめさせて」
手首から肘、肩へ。彼は自分の肌を確かめながら、少しずつ、あなたに触れる場所を広げていく。
初めてのオフイベで、名乗らなかった私に推しライバーが声だけで気づいた
毎晩欠かさず聞いている配信。コメントはいつも同じハンドルネームで、たまに読まれるだけで一日が報われた。
初めての小さなオフラインイベント。サイン会の列で、あなたはハンドルネームを名乗らずに色紙を差し出した。
「来てくれてありがとう。お名前は――」
そう言いかけた彼が、ペンを止める。
「……待って。その声。通話企画の、あのときの」
顔を上げた彼の目が、配信では見たことのない色をしていた。
「毎晩、コメントで名前探してる。……あなたでしょ」
双子のホストのVIPルームで、指名を迫る二人に左右から囁かれる
友達に連れられて初めて入ったホストクラブ。案内されたVIPルームに現れたのは、店のツートップと呼ばれる双子だった。
左右から挟むようにソファに座られ、同じ顔が同時に微笑む。
「どっちを指名する?」
片方がグラスを差し出し、もう片方があなたの髪を耳にかける。
「選ばれたほうが、今夜は君を独り占め。……選ばれなかったほうは、そうだな」
「見てるだけ、かな」
異能探偵社の初日、教育係が『君の異能、僕にだけは効かないんだ』
この港町には、普通の人間には扱えない事件がある。それを請け負うのが、異能を持つ者だけが集まる探偵社。
人の嘘が色で見える。そんな厄介な力のせいで、どこにも居場所がなかった私を拾ってくれたのが、ここだった。
初日。教育係だと紹介された先輩は、包帯を巻いた手をひらひら振って笑った。
「試しに僕を見てごらん。今から嘘をつくよ。……君のこと、ひと目で気に入った」
見えない。彼の周りにだけ、何の色もない。
「ね? 君の異能、僕にだけは効かないんだ」
初仕事の依頼人が来るまで、あと十分。
呪いが見えるようになった私に、目隠しの最強術師が『今日から僕が担当』
三日前から、人の肩にしがみつく黒い何かが見える。
残業帰りの駅のホーム。向かいに立つ会社員の背中の“それ”と、目が合った。ゆっくりと、こちらへ首を伸ばしてくる。
「はい、ストップ」
指を鳴らす音がして、黒い何かが消えた。
隣に、背の高い男が立っている。黒い布で目元を覆っているのに、まっすぐ私を見ているのが分かる。
「見えちゃってるね、君。怖かったでしょ」
彼は布を指で少し持ち上げ、笑った。
「今日から僕が担当。大丈夫、僕、最強だから」
終電の案内放送が流れている。
「で、名前は? 送ってくから、歩きながら教えて」
人気アイドルのセンターが、ステージ裏で『俺の“愛してる”は全部嘘』
人気アイドルグループのマネージャーになって半年。
ドーム公演のアンコール。客席に向かって、センターの彼が両手でハートを作る。
「みんな、愛してる!」
五万人の悲鳴みたいな歓声。
袖へ戻ってきた彼は、汗を拭くタオルを私から受け取ると、そのまま私の手ごと握った。笑顔はもう、どこにもない。
「……今の“愛してる”、全部嘘。ファンにも、カメラにも、メンバーにも」
タオル越しに、彼の指が震えている。
「でも、お前には嘘つきたくない。……どうしたらいい?」
ダブルアンコールの呼び声が、ステージから響いてくる。
演説直前の舞台袖で、生徒会長が私の手を離さない
生徒会選挙の立会演説会。体育館には全校生徒が集まり、次は現職の生徒会長が二期目の演説をする番だ。
選挙管理委員として舞台袖にいたあなたの前で、彼は原稿を握ったまま立ち尽くしていた。いつも堂々と全校の前に立つ人の指先が、白くなっている。
「……一年前も、本当はこうだった。誰にも言ってないけど」
司会が彼の名前を呼んだ。
彼はあなたの手を取り、ぎゅっと握る。
「震えが止まるまで。三十秒だけでいいから」
校門の服装検査で、生徒会長が私のリボンだけ結び直す
月曜の朝、校門前の服装検査。腕章をつけた生徒会長が、並んだ生徒を一人ずつ見ては「よし」と通していく。
あなたの番になると、彼の手が止まった。
「リボン、曲がってる」
先週も、その前の週も同じことを言われた。今日はちゃんと鏡で確かめてきたのに。
彼は胸元のリボンをほどき、黙って結び直していく。後ろの列から「また?」と小声が漏れた。
結び終えても、指がリボンの端から離れない。
「……毎週、一番時間かかるの、君なんだよな」
誰も声をかけられない若手役員が、エレベーターで二人きりになると私の名前を呼ぶ
三十歳で役員に抜擢された彼は、社内の誰もが遠巻きに見る存在だ。端正すぎる顔と、近寄りがたい空気。新人のあなたは、廊下ですれ違うだけで緊張する。
終業後、エレベーターに乗り込むと、閉まりかけた扉に手が差し込まれた。
入ってきたのは、その役員だった。二人きりの箱の中、階数表示だけが静かに進む。
不意に、彼があなたの名前を呼んだ。迷いのない声だった。社員証も見ていないのに。
「先週の会議の議事録、君が書いたんだろう。……一度、ちゃんと礼を言いたかった」
一階まで、あと十五階。
学内で一番の高嶺の花が、学食で毎日私の向かいにだけ座る
誰もが振り返る、学内で一番の有名人。告白した女の子は数知れず、全員が丁寧に断られたらしい。
そんな彼が、三日前から毎日、学食であなたの向かいの席にトレーを置く。
「ここ、空いてる?」
周りの席はいくらでも空いている。周囲の視線が痛いほど刺さる。
今日も向かいに座った彼は、なぜかあなたと同じ定食を頼んでいた。箸を割りながら、何でもないことのように言う。
「昨日のそれ、うまそうだったから。……明日も、ここ座っていい?」
給湯室の噂の的、冷徹部長が私にだけ笑うところを見られた
社内で一番怖いと噂の部長。会議では表情一つ変えず、部下の企画書を一言で切り捨てる。
そんな彼が、残業明けの廊下であなたにだけ、ふっと笑って言った。
「昨日の資料、助かった。……コーヒー、奢る」
その瞬間、給湯室のドアの隙間から、二つの視線が飛び出した。
「見た? 今、部長笑ったよね」「嘘でしょ、三年いて初めて見た……」
部長は気づいているのかいないのか、自販機の前であなたの好きな銘柄を迷わず押した。
深夜ラジオの生放送ブースで、私のハガキだけ読まなかった彼と向き合う
深夜二時の生放送ラジオ。あなたは三年間、毎週欠かさずこの番組にハガキを送ってきた常連リスナーだ。けれど、あなたのラジオネームが読まれたことは一度もない。
今夜は番組初の「リスナー招待回」。当選の電話を受けて局に来ると、通されたのはマイクの入った、パーソナリティの向かいの席だった。
CMが明けた瞬間、彼はあなたのラジオネームを呼び、輪ゴムで束ねた三年分のハガキを机に置いた。
「全部、読んでましたよ。……一枚も電波に乗せなかったのは、誰にも聞かせたくなかったからです」
オンエアのランプは赤く灯ったまま。放送終了まで、あと五十分。
大学祭のメイド喫茶で、クールな同級生が私の席から離れない
大学祭。友達に引っ張られて入ったゼミのメイド喫茶で、注文を取りに来たのは、無愛想で有名な同じゼミの彼だった。
フリルのカチューシャに、黒いロングスカートのメイド服。
「……笑ったら追い出す。ご注文は」
なのに、隣のテーブルから何度呼ばれても「少々お待ちください」と言うだけで動かない。運ばれてきたオムライスには、ケチャップでハートではなく、あなたの名前。
「名前を書くサービス。……この席だけな」
連続
『今夜だけです』支配人と、規則だらけのホテルを抜け出す
気がつくと、客室の並ぶ長い廊下にいた。
絨毯の柄はどこまでも同じで、ドアには部屋番号がない。エレベーターホールの案内板には『ご滞在中の規則』が七つ並んでいる。
その四つ目——『ロビーの時計が止まったら、お部屋へお戻りください』。
今、その秒針が止まった。
戻る部屋のないあなたの腕を、燕尾服の男が引いた。
「失礼いたします、お客様」
規則の五つ目は『従業員の部屋に、お客様を入れてはならない』。
それを誰より知っているはずの支配人が、スタッフルームの扉を閉め、内側から鍵をかける。
「……今夜だけです。理由は、お聞きにならないでください」
案内板の規則は、まだ三つしか読めていない。
優勝決定戦のあと、球場の通路でエースが待っていた
リーグ優勝が決まった夜。ロッカールームからビールかけの歓声が漏れる中、球団トレーナーのあなたは、一人で通路の片づけをしていた。
ユニフォームのまま、エースが壁にもたれている。
「やっと来た。ずっと、ここで待ってた」
今日の完投で、彼の右肩はまだ熱を持っているはずだ。
「優勝したら言うって、自分で決めてたんだ。……肩より先に、こっちの話を聞いてくれる?」
ロッカールームから、彼の名前を呼ぶ声がする。
休憩室で、無表情な同期が私の好みを全部覚えていた
社内で「氷の同期」と呼ばれている彼は、誰に話しかけられても眉ひとつ動かさない。返事はいつも二文字か三文字。
徹夜明けの休憩室で、その彼があなたの前に紙コップを置いた。
カフェラテ、砂糖ひとつ、氷少なめ。あなたがいつも、自販機の前で少し迷ってから選ぶ組み合わせ。
「……余っただけ」
そう言う彼の手には、もう一つ紙袋がある。中身は、あなたが先月『最近ハマってる』と一度だけ口にした店のスコーンだった。
彼は無表情のまま、あなたの隣の椅子を引いた。
撮影スタジオで、俺様モデルが助手の私を指名した
人気モデルの撮影は、彼の「気分が乗らない」で三度止まっていた。カメラマンが頭を抱え、スタッフが顔色をうかがう中、レフ板を持っていたあなたに彼の視線が止まる。
「そこの助手。お前が撮れ」
ざわつくスタジオで、彼はシャツの襟を自分で崩しながら近づいてくる。
「俺を一番よく見てたのはお前だろ。撮影中、ずっと目が合ってた」
差し出されたカメラには、まだ彼の手の温度が残っている。
「三十分やる。俺の一番いい顔、引き出してみろ」
無人のホテルで、支配人が『今夜だけです』と私を匿う
気がつくと、客室の並ぶ長い廊下にいた。
絨毯の柄はどこまでも同じで、ドアには部屋番号がない。エレベーターホールの案内板には『ご滞在中の規則』が七つ並んでいる。
その四つ目——『ロビーの時計が止まったら、お部屋へお戻りください』。
今、その秒針が止まった。
戻る部屋のないあなたの腕を、燕尾服の男が引いた。
「失礼いたします、お客様」
規則の五つ目は『従業員の部屋に、お客様を入れてはならない』。
それを誰より知っているはずの支配人が、スタッフルームの扉を閉め、内側から鍵をかける。
「……今夜だけです。理由は、お聞きにならないでください」
欠陥だらけの名探偵が、記録係の私にだけ推理を聞かせる
犯罪が日常になった夜の街。封鎖線の内側、雨に濡れた美術館の展示室で、あなたはいつものように手帳を開いた。
「記録係。三ページ前を読め。……違う、その前」
天才と呼ばれる探偵の彼は、靴紐がほどけたまま床に寝そべり、展示ケースの下を覗き込んでいる。三日寝ていない顔。食事は、あなたが買ってきたパンの半分だけ。
刑事たちが呆れて離れていく中、彼の指があなたの袖をつかんだ。
「お前が書いた順番で考えると、全部つながる。だから、そこにいろ」
上層部はもう、彼に「もっと優秀な記録係」をあてがう準備をしている。夜明けまでに犯人を指名できなければ、あなたはこの席を外される。
深夜の代行事務所で、彼が台本を閉じる
深夜の代行事務所。結婚式で恋人役を演じた同僚が、返却するジャケットから役名の札を外している。誰とでも楽しそうに話す彼が、今夜は次の仕事の台本を開こうとしない。
「君にまで、感じのいい男を演じてると思われたくない」
彼が差し出したのは依頼書ではなく、あなたと休みを合わせたいという勤務表だった。いつも依頼人の予定を優先する人が、二人の空欄を指で示す。
夜間施錠の時刻が近づいている。彼は台本を閉じ、あなたを見る。
「頼まれたからじゃなくて、俺が会いたい。これなら、仕事と間違えない?」
花屋の店先で、彼が私に花を贈る
夕暮れの花屋で、常連の彼が亡き妻へ贈る白い花束を受け取った。その花束は大切そうに抱えたまま、今日はもう一輪、あなたが店先で育てている花を選ぶ。
「これは、あなたに贈りたい。会計を、分けてもらえますか」
婚約を解消して店を継いだあなたへ、彼は余計な励ましを言ったことがない。好きな花をまだ知らないから、いつもあなたが世話をしているものにした、と少し困ったように笑う。
閉店の札に目を留めても、彼は帰らなかった。
「明日は花を買う用事がないんです。それでも、あなたに会いに来ていいですか」
王宮の鑑定室で、王弟が私を食事に誘う
王宮の鑑定室で、あなたは献上された宝石を偽物と判定した。王家が買い付けた品に異を唱えたのは、あなた一人。依頼人の王弟は鑑定書を読み、笑う代わりに自分の紋章の指輪を外した。
「肩書きが邪魔なら、ここでは外そう。続きを聞かせて」
明朝の式典には、本物の宝石とあなたの署名が必要になる。彼は調査の許可証を差し出し、その下に夕食の招待状を重ねた。鑑定が終われば、王宮へ来る理由はなくなる。
「こちらは仕事じゃない。君が何を好きなのか、まだ一つも知らないから」
