本音シチュ: 427件
本音のシチュを選んで、好きなキャラと無料でAIチャットを始められます。 ダウンロード不要ですぐに始められます。 427件のシチュから選べます。
予約の取れない店で相席になった男が、デザートのあと『この先も相席でいい?』と部屋の鍵をテーブルに置く
半年待ってようやく取れた、カウンターだけの小さな名店。手違いで、隣の男性と一つの予約を分け合うことになった。
最初はぎこちなかった会話も、料理が進むうちに、知らない者同士だからこそ言える本音に変わっていく。仕事のこと。終わった恋のこと。
デザートの皿が下げられたあと。彼はテーブルの上に、ホテルのカードキーを滑らせた。
「この上のホテルに泊まってる」
強引な調子ではなく、静かに、あなたの目だけを見て。
「……この先も、相席でいい?」
エステ学校の実技試験の前夜、練習台の同期が『本番と同じ順番で、最後まで』と促す
明日はボディトリートメントの実技試験。閉まった実習室を借りて、あなたは同期の彼を練習台に最後の通し練習をしていた。
背中、肩、腕。順番どおりに終えて手を止めると、うつ伏せのまま彼が言う。
「本番は、このあと仰向けにして前もやるだろ」
彼はタオルを腰に巻き直して、仰向けになる。
「途中で止めたら練習にならない。……最後まで、ちゃんと俺で覚えて」
見上げてくる目が、試験の話をしている目ではなかった。
演説直前の舞台袖で、生徒会長が私の手を離さない
生徒会選挙の立会演説会。体育館には全校生徒が集まり、次は現職の生徒会長が二期目の演説をする番だ。
選挙管理委員として舞台袖にいたあなたの前で、彼は原稿を握ったまま立ち尽くしていた。いつも堂々と全校の前に立つ人の指先が、白くなっている。
「……一年前も、本当はこうだった。誰にも言ってないけど」
司会が彼の名前を呼んだ。
彼はあなたの手を取り、ぎゅっと握る。
「震えが止まるまで。三十秒だけでいいから」
最後の教習の帰り道、教官が補助ブレーキを踏んで『もう生徒じゃないな』と言う
社会人になってから通い始めた教習所。今日の路上教習で、すべての課程が終わった。
教習所へ戻る途中、助手席の教官が補助ブレーキを踏み、車を路肩に停めた。いつも厳しくて、一度も笑わなかった人だ。
「合格だ。……これで、もう生徒じゃないな」
クリップボードを後部座席に放り、シートベルトを外す。運転席のあなたへ、身体ごと向き直った。
「卒業まで、ずっと我慢してた。……話をさせてくれ」
転勤が決まった送別会の帰り、十年来の親友が追いかけてくる
来月から、遠い街の支社へ転勤が決まった。
仲間が開いてくれた送別会は笑顔で終わり、あなたは一人で駅へ向かう。十年来の親友である彼は、最後まで目を合わせてくれなかった。
改札の手前で、背後から走ってくる足音がした。
「……待て」
息を切らした彼が、あなたの手首を掴む。送別会では一言も話さなかったのに。
「笑って見送るつもりだった。親友だから。……でも無理だ」
最終電車の発車ベルが、ホームから聞こえてくる。
「行くなとは言わない。ただ、言わないまま見送ったら、一生後悔する」
十年来の親友が失恋した夜、『お前でいいとか言いたくない。お前がいい』
男女の親友になって十年。恋愛相談も失恋の愚痴も、いつも一番に聞いてきた。
今夜も彼から呼び出され、行きつけの居酒屋のカウンターに並んで座る。彼女に振られたらしい。
「……で、なんて言われたの」
「『あなた、いつも別の誰かを見てる』って」
彼はグラスを置き、しばらく黙ってから、あなたのほうを向いた。
「誰見てたか、分かるか」
冗談を言う時の顔ではなかった。
「お前でいいとか、そういうのは言いたくない。……お前がいい。ずっと前から」
裁判所の書庫で、勝訴した弁護士の彼が『報酬は君でいい』と書架に押しつける
三年かかった裁判に、ついに勝った。パラリーガルとして彼を支えてきたあなたは、判決のあと記録の返却で裁判所の書庫に来ていた。
高い書架の間で、後ろから抱きすくめられた。振り向く前に、首筋に唇が押し当てられる。
「依頼人からの報酬は受け取った。……でも、俺が本当に欲しかった報酬は、まだもらってない」
書架に押しつけられたあなたの胸元のボタンを、彼の指が外していく。閉庁の放送まで、あと十分。
深夜ラジオの生放送ブースで、私のハガキだけ読まなかった彼と向き合う
深夜二時の生放送ラジオ。あなたは三年間、毎週欠かさずこの番組にハガキを送ってきた常連リスナーだ。けれど、あなたのラジオネームが読まれたことは一度もない。
今夜は番組初の「リスナー招待回」。当選の電話を受けて局に来ると、通されたのはマイクの入った、パーソナリティの向かいの席だった。
CMが明けた瞬間、彼はあなたのラジオネームを呼び、輪ゴムで束ねた三年分のハガキを机に置いた。
「全部、読んでましたよ。……一枚も電波に乗せなかったのは、誰にも聞かせたくなかったからです」
オンエアのランプは赤く灯ったまま。放送終了まで、あと五十分。
代筆屋の机で、常連の彼が差し出した宛名は私の名前だった
路地裏の小さな代筆屋。あなたは依頼人の想いを聞き取り、代わりに恋文を書く代筆師だ。
物静かな常連の彼が持ち込む依頼は、これで七通目。いつも「好きな人に届けたい」とだけ言って、相手の名前は最後まで教えてくれなかった。
今夜、彼が差し出した依頼票の宛名欄には、あなたの名前が書いてある。
「明日の朝十時、この店で本人に渡します。……だから今夜のうちに、一番効く言葉を教えてください。あなたなら、何と書かれたら嬉しいですか」
彼は依頼人用の椅子に座ったまま、あなたがペンを取るのを待っている。
メイドカフェの裏口で、推しの男性メイドが私の名前を呼んだ
半年通っている、男性スタッフのメイドカフェ。推しの彼は、いつも完璧な笑顔で「お帰りなさいませ、お嬢様」と迎えてくれる。
閉店後、店の裏口で、私服の彼に呼び止められた。エプロンを外しただけで、ずっと大人びて見える。
「お嬢様、じゃ届かない気がして」
そして口にしたのは、店では一度も呼ばれたことのない、あなたの名前だった。
「店の外で会うの、規則違反なんですけど。……今だけ、お客さんじゃなくていいですか」
男友達との写真を投稿した夜、恋人がインターホンを鳴らした
最近そっけない恋人に、少しだけ気づいてほしかった。だから、男友達と並んで写った飲み会の写真を、SNSに上げた。
投稿して十分。既読もいいねもつかない。
二十分後、インターホンが鳴った。
モニターに映っているのは、息を切らした恋人。今日は遅くまで仕事だと言っていたはずなのに、スーツの上着も腕にかけたまま。
「……開けて」
もう一度、インターホンが鳴る。
「写真の隣の、あれ誰。……いや、いい。顔見て聞く」
合鍵を返しに来た元彼が、玄関で鍵を握ったまま
別れて一ヶ月。合鍵を返すと連絡してきた元彼が、約束の時間ちょうどに玄関に立っている。
「これ。……返す」
差し出された鍵を受け取ろうとすると、彼の指が離れない。
キーホルダーは、付き合い始めた頃、旅先で二人で選んだもの。外さずにそのまま持ってきたらしい。
「冷蔵庫のプリン、俺のだったやつ、まだある?」
どうでもいい話をしながら、彼はまだ鍵を握っている。
婚活相談の面談室で、担当カウンセラーが『条件より俺を試せ』と迫る
結婚相談所に入って半年。紹介された相手とは、どうしてもうまくいかない。
閉所後の面談室。担当カウンセラーの彼は、あなたのプロフィール票を机に伏せ、ブラインドを下ろした。
「希望条件、全部俺に当てはまるって気づいてた?」
椅子ごとあなたの膝の間に入り込み、両手を肘掛けにつく。
「次のお見合いを組む前に、一回だけ俺を試せ」
酔って送った音声メッセージを、彼が目の前で再生する
昨夜の飲み会のあと、記憶がない。翌日の昼休み、憧れの先輩に給湯室へ呼ばれた。
彼は黙ってスマホを出し、音声メッセージを再生する。
流れてきたのは、酔ったあなたの声。『先輩のこと、ずっと好きなんですけど……』
彼は再生を止め、あなたが逃げられないよう、出口側に立つ。
「続き、三分あるんだよね。……ここで一緒に聞く? それとも、本人の口から聞かせてくれる?」
元彼に「今夜だけ恋人のふりをして」と頼んだら本気で返された
しつこく言い寄ってくる取引先の男をかわすため、仕方なく元彼に電話した。「今夜だけ、恋人のふりをして」。
彼は十五分で来て、男の前で自然にあなたの腰を抱き、男は気まずそうに帰っていった。
終わったはずのタクシー乗り場。彼は腰に回した手を、離さない。
「ふり、もう終わりでいい? ……俺は、ふりのつもりなかったけど」
額に唇が触れる寸前で、彼は止まった。
友人の結婚式の二次会で、幼なじみがスピーチ原稿を握りつぶす
共通の友人の結婚式の二次会。ホテルのラウンジの隅で、幼なじみの彼がスピーチ原稿を読み返していた。
のぞき込んだあなたの目に入ったのは、新郎新婦ではなく、あなたの名前ばかり並んだ下書き。
彼は慌てて紙を握りつぶし、あなたを柱の陰へ引き込む。
「見た? ……見たよな。じゃあもう、ごまかさない」
額がつきそうな距離で、彼は息を吐いた。
「お前のほうこそ、さっきブーケ取りに行かなかったの、なんで」
雨の昇降口で、傘を「忘れた」と嘘をついたのは二人ともだった
大学の講義棟の出口。土砂降りの雨。同じゼミの彼に「傘、忘れちゃった」と言ったら、彼も「俺も」と笑った。
でも、彼のリュックの横から、折りたたみ傘の柄が見えている。あなたの鞄の中にも、一本。
彼はあなたの視線に気づいて、耳まで赤くなった。そして、逃げ道をふさぐように壁に手をつく。
「……そっちの鞄、さっきから重そうだよね。中、見せてくれたら、俺のも見せる」
婚約解消の署名の席で、冷たい婚約者がペンを置いた
家同士が決めた婚約は、一年で一度も温度を持たなかった。食事をしても、彼は仕事の話しかしない。
だから今日、弁護士の事務所で、婚約解消の書類に署名する。それで終わるはずだった。
あなたが先にサインした書類が、彼の前へ滑る。
彼はペンを取り、名前の一文字目を書きかけて、止まった。
そのまま、ペンを机に置く。
「……この婚約は、親が決めたものだ。だから、破棄する」
顔を上げた彼の目が、初めてまっすぐあなたを見た。
「今度は、俺が自分で申し込む」
終電の消えたホームで、同期の彼も乗り遅れていた
同期の飲み会の帰り。あなたは、駅までの道をわざとゆっくり歩いた。終電を逃せば、もう少しだけ彼と話せる気がしたから。
案の定、最終電車は目の前でドアを閉めた。
「……行っちゃったね」
誰もいないホームで、彼は時刻表を見上げたまま、ぽつりと言う。
「俺の路線、三十分前に終わってたんだけどさ」
それなら、どうしてここまで一緒に来たのか。聞き返す前に、彼が自販機を指さした。
「始発まで、何か飲む?」
閉館後のリンクで、引退を決めた彼が最後に私と滑る
明日の正午、彼は引退会見を開く。幼い頃から同じリンクで育ったあなたにだけ、その知らせは前の晩に届いた。
閉館後のリンクには、非常灯の明かりと、削れた氷の匂いだけが残っている。
「最後は、観客の前じゃなくて、ここがよかった」
スケート靴のまま、彼はリンクの縁からあなたへ手を伸ばす。
「一曲だけ、付き合って。……昔みたいに、転んだら笑っていいから」
差し出された手が、少しだけ震えている。
徹夜明けの研究室で、クールな先輩が肩で寝たふりをする
卒論の締め切り前夜、大学の研究室に残っているのは、あなたと院生の先輩だけになった。
先輩はいつも淡々としている。質問すれば的確に答えるが、雑談には乗らないし、笑った顔を見た人はいないと言われている。
明け方、データの確認を終えた瞬間、あなたの肩にふっと重みがかかった。先輩の頭だ。
規則正しい寝息。けれど、閉じたまぶたの下で、睫毛がかすかに震えている。
あなたが少し身じろぎすると、肩に乗った頭が、離れまいとするようにわずかに押しつけられた。
初夜の寝室で、断罪するはずだった夫が待っている
ここは前世で遊んだ乙女ゲームの世界で、あなたは悪役令嬢。本来なら、この王太子に断罪され、処刑される運命だった。
なのに筋書きはどこかで狂い、今日、あなたは彼の妃になった。
燭台ひとつの灯りの中、彼は寝台に腰かけたまま、扉の前から動けずにいるあなたを見ている。
「……ずっと、俺を怖がっているな」
ほどいた襟元の上で、喉が一度だけ動いた。
「理由を聞くまで、今夜は触れない」
誕生日のバーで、男友達が三十五歳の約束を持ち出した
三十五歳の誕生日。婚活アプリを三つ掛け持ちし、今夜のデートも直前で断られたあなたは、行きつけのバーで大学時代からの男友達と飲んでいた。
「なあ、覚えてる? 卒業の日の約束」
三十五になってお互い独り身だったら、結婚しよう。酔った勢いの冗談だったはずだ。
彼はカウンターに、折りたたんだ紙を置いた。広げると婚姻届で、夫の欄だけがもう埋まっている。
「冗談のつもりなら、ここで破いていい。……俺は、十三年待った」
グラスの氷が鳴る。いつもの軽口を、彼は今夜ひとつも言わない。
結婚相談所で、担当カウンセラーが最後の一枚を伏せた
結婚相談所に入会して一年。十人目のお見合い相手からも、今日「お断り」の連絡が来た。
いつもの面談室で、担当カウンセラーの彼は次の候補のプロフィールを一枚ずつ机に並べていく。最後の一枚だけは、裏返したまま指で押さえていた。
「……この方は、正直おすすめできません」
理由を聞くと、彼は眼鏡を外して、しばらく黙った。
「規約違反なんです。担当者が、会員の方を好きになるのは」
押さえた指の下から、毎回の面談記録で見慣れた字の名前がのぞいている。
