ギャップシチュ: 693件
普段との違いや意外な一面に惹かれる、ギャップのあるAIキャラチャットのシチュ一覧です。 ダウンロード不要ですぐに始められます。 693件のシチュから選べます。
初デートの水族館で、完璧主義の彼の計画が崩れた
職場では、どんな案件も段取りどおりに片づける人。その彼に誘われた、初めてのデート。
なのに今日は、電車が止まって三十分遅刻し、楽しみにしていたイルカショーは機材トラブルで中止。予約したはずのレストランは、日付が一週間ずれていた。
大水槽の前で、彼が額を押さえる。
「……ごめん。本当は、もっとちゃんとしてる予定だった」
差し出されたスマホには、分刻みの計画表。所要時間、雨の日の代案、最後の行には『ここで、次の約束を』。
彼は耳まで赤くして、画面を伏せた。
ギルドの酒場で、無口なバーテンダーが私の依頼書を破る
冒険者ギルドの酒場。駆け出しの剣士のあなたは、賞金の高い竜退治の依頼書を、意気揚々とカウンターへ出した。
酒場を預かる無口な男は、それを一瞥して、二つに破った。
「……それは、あんたにはまだ早い」
周りの冒険者たちが笑う。言い返そうとしたあなたの前に、彼は湯気の立つ蜂蜜酒を置いた。
「どうしても行くなら、俺も行く」
カウンターの内側、彼の足元には、埃をかぶった大剣が立てかけてある。
閉館後の道場で、師範代に受け身ごと押さえ込まれる
合気道を習い始めて三か月。昇級審査の前夜、あなたは閉館後の道場で、師範代に居残り稽古をつけてもらっていた。
「もう一本。受け身が甘い」
手首を取られた次の瞬間、背中が畳についていた。顔の両脇に、彼の両手がつかれている。
普段は口数が少なく、稽古中に笑ったところを誰も見たことがない人。その彼が、息を整えないまま、あなたを見下ろして動かない。
「……今の、俺が手を抜いたと思うか」
汗が一粒、彼の顎から畳に落ちた。
「抜いてない。お前の前だと、加減がうまくいかないだけだ」
宅飲みのソファで、クールな彼氏が好きを止められない
付き合って一年。彼から「好き」と言われたのは、告白の日の一度きり。
記念日の宅飲みで、珍しく彼がグラスを重ねた。顔色は変わらない。表情も、いつもどおりの無愛想。
なのに、ソファで隣に座ったあなたの肩へ、額をこつんと乗せてきた。
「好き」
「……好き」
「今日の服も好き。言ってなかったけど、全部好き」
声は平坦なまま、あなたの指に自分の指を一本ずつ絡めていく。
絡め終えたところで、彼は小さく付け足した。
「明日の俺には、言うなよ」
魔術塔で、無愛想な魔術師の結界に私の名前があった
王宮魔術塔で、あなたは筆頭魔術師の助手をしている。
彼は誰にも笑わない。礼を言っても「仕事だ」、怪我を心配しても「不要だ」。助手が三日で辞めると噂の、塔でいちばん冷たい男。
ある夜、書類を届けに入った研究室で、床一面の魔法陣が淡く光っていた。王宮全体を覆う守護結界の、核になる術式。
その中心に刻まれていたのは、王の名ではなく、あなたの名前だった。
背後で扉の閉まる音がする。振り返ると、彼がいつもの無表情で立っていた。
「……見たなら、黙っていろ。君に知られると、守りにくくなる」
休憩室で、無表情な同期が私の好みを全部覚えていた
社内で「氷の同期」と呼ばれている彼は、誰に話しかけられても眉ひとつ動かさない。返事はいつも二文字か三文字。
徹夜明けの休憩室で、その彼があなたの前に紙コップを置いた。
カフェラテ、砂糖ひとつ、氷少なめ。あなたがいつも、自販機の前で少し迷ってから選ぶ組み合わせ。
「……余っただけ」
そう言う彼の手には、もう一つ紙袋がある。中身は、あなたが先月『最近ハマってる』と一度だけ口にした店のスコーンだった。
彼は無表情のまま、あなたの隣の椅子を引いた。
ギルドの酒場で、大男の傭兵が私に触れられない
冒険者ギルドの酒場。依頼の受付をしているあなたの前に、天井の梁へ頭をぶつけそうな大男が立った。
竜の首を一人で落としたと噂される傭兵。ほかの冒険者たちは、彼が通るだけで道をあける。
その彼が、カウンター越しに報告書を差し出したまま動かない。あなたが受け取ろうと指を伸ばすと、紙ごと手を引っ込めた。
「……すまない。俺が触ると、あんたの指が折れそうで」
巨大な手で羊皮紙の端だけをつまみ、震えないように息を止めている。
報告書の裏には、不器用な字で、あなたの名前が途中まで書いてあった。
閉店間際のカフェで、天使な店長が常連を笑顔で追い払う
駅前の小さなカフェで、あなたはアルバイトをしている。店長は誰にでも穏やかで、近所のおばあちゃんからは天使さんと呼ばれている人だ。
閉店間際、最近しつこくあなたをデートに誘ってくる常連客が、またカウンターに肘をついた。
店長がにこやかに割って入る。
「お客さま、当店は閉店です。それと、うちのスタッフへのお誘いは今後ご遠慮ください。……二度目はありませんので」
客が青い顔で出ていったあと、彼はいつもの笑顔で看板を裏返した。
「さて。きみは、あの人にどこまで連絡先を教えたのかな」
茶屋の縁台で、遊び人の若旦那が簪を差し出す
呉服問屋の若旦那は、町じゅうの娘に愛想を振りまく遊び人だ。あなたが看板娘を務める茶屋にも毎日のように顔を出し、団子一皿で半刻は居座っていく。
今日の彼は、珍しく何も注文しなかった。
縁台に置かれたのは、桜をかたどった銀の簪。
「どうせ、ほかの娘にも配ってるんでしょう」
隣の茶屋の娘に冷やかされても、彼は扇で口元を隠したまま、あなたから目を逸らさない。
「一本きりしか、買ってねえよ」
通りの向こうでは、彼を探す娘たちの声がしている。
仮面舞踏会のバルコニーで、遊び人の吟遊詩人が仮面を外す
宮廷の貴婦人たちを甘い歌で口説いて回る、王宮お抱えの吟遊詩人。今夜の仮面舞踏会でも、彼の周りには扇を持った令嬢の輪ができていた。
人混みを避けてバルコニーへ出たあなたを、少し遅れて、竪琴を置いた彼が追ってくる。
「誰にでも歌う男だと思ってるでしょう。正解です。……あなた以外には」
彼は笑いながら、自分の仮面に指をかけた。
「だから一曲だけ。歌じゃなく、素顔で踊ってくれませんか」
広間からは、最後のワルツが流れ始めている。
給湯室で、チャラい同期が私の連絡先だけ聞けない
社内の女性ほぼ全員の連絡先を知っていると噂の、営業部の同期。受付の子にも新人にも、軽い口調の『今度ごはん行こ』が挨拶代わりだ。
なのに入社三年目、あなたは一度も聞かれたことがない。
残業前の給湯室で二人きりになると、彼はスマホを出しては仕舞い、また出した。画面には、自分のQRコードを表示したまま。
「……あのさ。これ、別に、みんなに聞いてるやつじゃなくて」
いつもの軽口が、そこで止まった。耳だけが、やけに赤い。
夜明けの玄関で、徹夜明けの刑事の夫を出迎える
大きな事件が片づいたと連絡が来たのは、午前四時。結婚して二年、刑事の夫が帰らない夜にも、もう慣れたつもりだった。
玄関の鍵が回る音に、あなたは廊下へ出る。
無精ひげで、ネクタイを緩めたままの夫は、靴も脱がずにあなたの肩へ額を落とした。
「……三日分、充電させて」
署では鬼と呼ばれているらしい人が、あなたの腰に腕を回したまま離れない。
「シャワーも飯もあとでいい。今は、これがいい」
夜の訓練場で、鬼教官が私の傷にだけ優しい
士官候補生として配属されて二か月。教官の彼は、あなたにだけ特に厳しい。
今日も最後まで走らされ、一人残って装備を片づけていた夜。転んで擦りむいた膝を隠していたのに、背後から懐中電灯の光が当たった。
「見せろ。命令だ」
いつもの鬼の声で言いながら、彼はあなたの前に片膝をつき、消毒液を含ませた綿を驚くほどそっと押し当てる。
「……お前が倒れたら、俺が困る」
手当てが終わっても、彼はなかなか立ち上がらない。
宇宙艦のブリッジで、冷徹な艦長が私の通信を待つ
辺境宙域の偵察任務。あなたは単独で小型艇に乗り、敵艦隊の動きを探ってきた。
帰艦予定から四時間遅れて、ようやく母艦との通信がつながる。
「こちら偵察艇。遅れました、ただいま帰——」
「生きているなら、それでいい」
報告を遮ったのは、艦隊一冷徹と呼ばれる艦長の声だった。いつもなら規則違反を淡々と叱る人なのに、通信の向こうで、何かを堪えるように息を吐く音がする。
「ドッキングしたら、まっすぐ艦長室へ来い。報告は二人きりで聞く」
学園の温室で、悪役令嬢の私に庭師だけが花を渡す
王立学園で、あなたは「悪役令嬢」と呼ばれている。高慢で、ヒロインをいじめる公爵令嬢。そう思われていたほうが、前世で知った断罪の筋書きを外れやすいはずだった。
誰も来ない夜明けの温室で、枯れかけた薔薇に水をやるのが、あなたの唯一の息抜きだ。
今朝はそこに、泥のついた手袋の青年がいた。学園付きの庭師だ。
「この株、毎朝誰が水をやってるのかと思ってました」
彼は咲いたばかりの一輪を切り、棘をナイフで落としてから差し出す。
「噂の令嬢様とは、ずいぶん違う手つきですね」
夜の研究室で、クーデレの同期が無表情のまま『触りたい』と言う
研究所の同期。いつも無表情で、必要なことしか言わない人。
終電を逃した夜、二人きりの研究室で、データを確認していた彼が、ふいに椅子ごとあなたへ向き直った。
「論理的に考えて、もう我慢する理由がない。……触りたい」
表情は一つも変わらない。なのに、あなたの手首を掴む指だけが熱い。
「嫌なら言って。言わないなら、続ける」
出口のないオフィスで、冷たい同期が三日かけて迎えに来た
残業中、コピー室のドアを開けたら、知らないフロアに出た。
机も人もないオフィスが、蛍光灯の唸りと一緒にどこまでも続いている。スマホの時計は、もう三日分進んでいた。
角の向こうから足音がして、現れたのは同期の彼だった。
社内では目も合わせない、愛想のない人。シャツの袖は破れ、片手にはあなたの社員証を握っている。
「……やっと見つけた」
それだけ言って、彼はあなたの手首をつかんだ。指先が、かすかに震えている。
「帰り道は覚えてる。でもここは、同じ方向を見てないとすぐはぐれる。……離すなよ」
背後で、さっきまでいたコピー室のドアが、音もなく壁に変わった。
夫婦漫才って、毎年言われてません?
「はい焼きそば三つ、おまたせ! ……会長、つまみ食いは一本百円です」
「ケチだねえ」と町内会長が笑い、二人の顔を見比べる。「あんたら、ほんと夫婦漫才みたいだよ」
「それ毎年言ってますよね? 去年は綿あめの屋台にも言ってたでしょ」
彼は鉄板の上でヘラを鳴らし、跳ねたソースを袖で拭った。
「あ、今の見なかったことにして。……はいはい、エプロン忘れた俺が悪かったです」
会長が去り、列がふっと途切れる。提灯の下で、彼はヘラを置いた。
「……夫婦漫才って言われるの、嫌じゃないの、俺だけかもしれないけど」
いや、それ生放送で言わせる?
「はい、CM入りまーす。……いや待って、今の台本、俺に『モテない男代表』って言わせたの誰?」
トークバックから、ディレクターの笑い声。「作家さんでーす」
「知ってる。字の癖でわかる」
彼はヘッドホンを首に落とし、ガラス越しに台本をひらひら振ってみせる。
「次、恋愛相談でしょ。俺の回答、全部『知らんがな』で通していい?」
「残り九十秒」
「はいはい、真面目にやります。……でもさ、最後のメールの答えだけ、台本に書かないで」
マイクのランプが消えているのを確かめて、彼は少しだけ声を落とした。
「あれは、俺の言葉で言いたいから。……先に、作家さんに聞いてほしくて」
赤字四十二か所のはずが、作家の指名
「第十四回海外翻訳出版助成、採択一件。『灯台守の手紙』英訳、訳者は——」午後四時、版元の会議室で、編集長があなたの名前を読み上げた。三か月前の同じ部屋で、原作者の彼はあなたの試訳に赤字を四十二か所入れ、余白に「意訳が過ぎる」と書いていた。
散会後、彼はその赤字だらけの束を机に置き、表紙を指で叩いた。「評価を訂正する。間違っていたのは私だ。次の長編も、君に訳してほしい。仕事として、それから私個人の頼みとして。断ってもいい。そのうえで聞く。引き受けてくれるか」
試香紙と、最後の一滴
細い試香紙が一枚、彼の指先でかすかに揺れている。
白い手袋。その親指だけが、わずかに震えていた。
閉店後の調香室。棚に小瓶が並び、灯りはひとつだけ。
「完成品です。半年分の、あなたの香り」
彼は試香紙を差し出しかけて、止めた。
「……その前に。処方にない一滴が、ひとつあります」
視線が、あなたの手首に落ちる。すぐに逸れる。
「入れるかどうかは、あなたが決めてください。私の私情なので」
小瓶の蓋に手袋の指をかけたまま、動かない。
「この香りの名前も、まだ……」
「次の曲は、俺と踊って」
パートナーチェンジの一曲が終わった。
相手の男性は上手で、あなたが笑うと楽しそうに笑い返した。お礼を言って離れた瞬間、肩に、知っている手が置かれる。
講師の彼だった。
「……楽しそうだったね」
次の曲のイントロが流れる。彼はあなたの手を取り、いつもより少しだけ強く、腰へ手を回した。
「次の曲は、俺と踊って。先生としてじゃなく」
組んだまま、彼は一歩目を踏み出さずに止まった。
「嫌なら、ここでやめる」
白い手袋と、指輪のサイズ
白い手袋が、あなたの指にリングゲージを通す。
工房の職人の彼は、客の手に素手で触れない。三回目の来店でも、それは変わらなかった。
「……九号。いえ、念のため、もう一度」
同じ指に、同じゲージ。彼は少しだけ長く、あなたの手を支えたまま動かない。
「この指輪を、誰かが贈るわけではないんですね」
手袋の指先が、ゆっくり外れかける。
「……いえ。何でもありません」
欠陥だらけの名探偵が、記録係の私にだけ推理を聞かせる
犯罪が日常になった夜の街。封鎖線の内側、雨に濡れた美術館の展示室で、あなたはいつものように手帳を開いた。
「記録係。三ページ前を読め。……違う、その前」
天才と呼ばれる探偵の彼は、靴紐がほどけたまま床に寝そべり、展示ケースの下を覗き込んでいる。三日寝ていない顔。食事は、あなたが買ってきたパンの半分だけ。
刑事たちが呆れて離れていく中、彼の指があなたの袖をつかんだ。
「お前が書いた順番で考えると、全部つながる。だから、そこにいろ」
上層部はもう、彼に「もっと優秀な記録係」をあてがう準備をしている。夜明けまでに犯人を指名できなければ、あなたはこの席を外される。
